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雪の日。虫の居所が悪そうな壱に呼び出された参は、腕の中にそっと収まり壱の白い吐息を見つめる。独特の呼吸法は熱を帯びていて、雪避けの赤い衣からはあの御方の香りがした。
推しが偉丈夫で馬に乗る状況にあるとき私はいつも馬を想う(偉いね、凄いね、と)のだけど、きっとそういう推しは命綱とも言える馬と信頼関係ばっちり築いてるんだろうな…って一人ほっこりしてる。
壱と壱。夜のお散歩。
糸の切れた立派な凧を拾った黒。
縁が言う「それを直して正月に、二人であげませぬか」いつもと変わらぬ表情で、耳朶だけ朱く染めて。