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地上で生き残る事が叶った4人は、そう言っていつもの如く……少しの寂しさを携えて、談笑する。
「泣いてくれる人がいるなんて、私は幸せものだ。」
「それじゃ、駄目、かな……。 …………いややっぱダメだ、しんどいな……やだなぁ……!」
「みーちゃん!会いたかったよー!みるちゃずーっと元気だったから大丈夫!みーちゃんこそ元気だった?」
『グリム童話集』
抱きしめたシーツの中の"彼"に顔を埋める。 小さくなって、もう言葉を話すことは無くなってしまったけれど、 それでも、長い長い時間を一緒に過ごしてくれたのは紛れもない"王子"だった。
それからその一端を持ってもらって、丁寧に編んでいく。 友人への最後の贈り物を。 不思議そうな、どこかもどかしそうな顔で彼の友人はそれを見ていた。
最後に、彼に『傷』を残すために。
……変わらず後悔や哀惜をはらんだ表情で進み出て、状況説明を始めるのだった。
また、職員達のことを思い、救出に尽力した者も────