//=time() ?>
可愛い可愛い僕のお人形さん。
キミが人間になれる魔法をかけたんだ。
ずっと一緒だよ、これは約束の証…
┈┈┈
お人形が目を覚ましたのはかつては絢爛だったことが忍ばれるお屋敷でしたが、室内はすっかり朽ちてしまっておりました。
お人形の左手の指輪以外は。
「…誰かと約束した気がするの」
コンコン
きつねの女の子は昔ケガした時に助けてくれた男の子に会いたいあまり、修行を頑張って人間に化けられるようになりました。
私のこと、覚えていてくれているでしょうか…コン
ああ、いけない、ついつい「コン」をつけてしまうのです
……コン
んー!美味しい💕
それ、そんなに美味しいの?
ハイ!とうもろこしの甘さとお醤油のしょっぱさのマリマージュが最高デス!
じゃひと口貰おうかな。
(ん?ん?
それってもしかして間接…)
…センパイ、いいんですか?
え、何が?
意識しすぎの私と鈍感なセンパイ
コイツさ
女の子にしょっちゅうキャーキャー言われてんのに全然興味ねぇって顔してて。
で。
見てよこのカッコ。文化祭で王子様コンテストとかいって無理やり女の子たちに着せられたヒラヒラ
いつもの学ランと違うコイツ見て…ちょっと女の子たちの気持ちがわかったよーな
…いや気のせいだよな。
お嬢様、お茶のお時間でございます。
もちろん蒸らし時間は3分、この懐中時計できっちり計ってございます。
やっぱりセバスチャンの淹れるお茶が一番美味しいわ。
嬉しいけれど胸の奥が小さく痛む。
貴女はお嬢様、ボクは使用人。
これまでも、これからも変わることはない二人の関係。