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「ふっ、ふふ……」
「何がおかしい!」
「いやまさか、この太平の世に吸血鬼を退治することを生業とするヴァンパイアハンターがいたとは」
「私の任務は吸血鬼の討伐だ。その存在意義を疑う必要はない。無駄な問い掛けだな」
「まぁいい。じっくり相手をしてやる(おかえりなさい、お姉ちゃん)」
「却下よ。知ってる? あの吸血鬼のミアの身体は文字通り私のものなの。擬態能力だってあれを維持させるのにどれだけの力を消費するか……私もミアの手も煩わさせないで」 https://t.co/iRjODtnrbe
「……という訳で私の幼馴染みのミアちゃんが生まれたってわけ」
「エリスちゃん、何を言っているの? 私が生まれたって、私はずっとここにいるよ」
「おっとごめん、意味の分からないことを言っちゃったね。気を取り直して、これからもよろしく、ミアちゃん」
「うん、エリスちゃんもよろしくね」
「シスターって、そもそも『神』と『吸血鬼』は相性が悪いのよ。吸血鬼っていうのは“邪”な存在で、神聖な力に祓われてしまうし、そもそも吸血鬼の弱点でもあるの」
「でも、お互いに違う理由で聖なる力に耐性があるのも事実ですね」
「お姉ちゃん、シスター服着てみる?」
「悪くないかもしれません」
「吸血鬼化堕ちの時代が来ましたよ、エリス」
「ふふん、やっぱり私たち吸血鬼の時代なのね」
「吸血鬼化といえばやはり連鎖堕ち。私はできませんが、エリスであれば容易かろうと思います。任せました」
「梯子外さないで」
諸君、初めまして、というべきかな。
私は、この度、悪堕研究機構の盟主となったエリス・リゼアルクという者だ。親しみを込めて「リーリス」と呼んでくれても構わない。
これより、本組織は私の支配下に入る。タイムリミットは本日の12時までだ。それまでに、なにか質問があれば答えておこう。