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2019年がもうすぐ終わる。母のいないはじめての大晦日。天婦羅とお蕎麦を食べながら「今年も無事に暮れるねえ」と毎年家族で言い合っていたのが、「今年…」のところで、同時に言葉に詰まってしまった。「お疲れさま」と乾杯。それに尽きる。一番は母に、お疲れさまでした。よく頑張ったね。
東京都現代美術館「ダムタイプ|アクション+リフレクション」、作品が大きく展開されていて見応えがありとても良かった。過去作を再編集したインスタレーション《MEMORANDUM OR VOYAGE》は、LEDビデオウォールから作品を一身に浴びて、光と情報が視野を超えて無限に溢れ落ちていくような快感がある。
【12/1 シンポジウム 芸術作品と科学】
私は、司会進行しつつ、最後に、ポーラ美術館に所蔵されているゴッホ作品の調査報告をします。絵具と来歴のこと。
可能であれば、現在進行中のゴッホ作品調査の話も、少しだけできたらいいなと思っています。あとは、署名鑑定の話など。
母が亡くなってはじめてご飯を炊いた。半合、少なく。お米を研ぎながら、涙がざんざん落ちる。それでも、食卓には彼女のお膳もあるので、表面上はいつもとかわらない日々のごはん。夏野菜のカプレーゼ、くらげピリ辛和え、搾菜の浅漬け、おくらと梅の肉巻き、炙り厚揚げ、大根と小葱のお味噌汁、ご飯。
【六本木クロッシング2019】「時間にも、もっと種類と選択肢があっていい」という礒谷博史さんの言葉は、作品すべてを切り結ぶ一節でもあると思います。青野文昭さんの「修復」と「連置」が、土屋信子さんの「ストロベリーアイスクリームでできた細胞」が、多様な時間の在り方をみせてくれたように。