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江戸時代の源氏物語図屏風の光学調査をまとめ中。「葵」は間近で見てかわいかったなとしみじみ。幼い紫の上を碁盤の上にのせて髪を切る源氏。ちいさな櫛や鋏が並べてあって、ちゃんと葵の葉がちょこんと描いてあって。葵といえば車争いのイメージだけれど、髪削の場面は心がなごむ愛らしさ。
ハリーポッター展のコンサベーションでやりとりをしてる大英図書館からグリーティングメール。デザインが素敵。大英ぽい。冬のロンドンの街の匂いやジンジャークッキーの歯触り、劇場の幕間のわくわくを思い出す。海外の美術館と年またぎでお仕事をしていると送ってくださる方が多くて、いつも楽しみ。
調査に伺った作品の第九帖「葵」。第九帖は、葵上と六条御息所の車争いの印象が強いけれど、光源氏が幼い若紫の髪を手入れしながら「千尋(豊かに長く伸びますように)」と言うほのぼのシーンが描かれていた。櫛など小物も可愛らしいし、碁盤にのる若紫、という設定が、子供っぽくていたいけで好き。
東京都現代美術館「ダムタイプ|アクション+リフレクション」、作品が大きく展開されていて見応えがありとても良かった。過去作を再編集したインスタレーション《MEMORANDUM OR VOYAGE》は、LEDビデオウォールから作品を一身に浴びて、光と情報が視野を超えて無限に溢れ落ちていくような快感がある。
【12/1 シンポジウム 芸術作品と科学】
3人目、メルボルン大学のDiana Tayさん。発表題目は「費用対効果の高い光学調査」。財政逼迫、時間的制約、人材不足、機材がない…という環境下で、改造カメラやフォトショップ、基礎機材を使ってどこまで有益な調査が実施できるか、のケーススタディ(大事)。