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田口かおりさんのイラストまとめ


京都大学。専門は絵画や現代美術の保存修復、展覧会コンサベーション。著書に『保存修復の技法と思想:古代芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで』(平凡社)『タイムライン―時間に触れるためのいくつかの方法』(this and that)『絵画をみる、絵画をなおす 保存修復の世界』(偕成社)など。

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夜。このひとたちの点検とほこりはらいへ。

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2019年がもうすぐ終わる。母のいないはじめての大晦日。天婦羅とお蕎麦を食べながら「今年も無事に暮れるねえ」と毎年家族で言い合っていたのが、「今年…」のところで、同時に言葉に詰まってしまった。「お疲れさま」と乾杯。それに尽きる。一番は母に、お疲れさまでした。よく頑張ったね。

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東京都現代美術館「ダムタイプ|アクション+リフレクション」、作品が大きく展開されていて見応えがありとても良かった。過去作を再編集したインスタレーション《MEMORANDUM OR VOYAGE》は、LEDビデオウォールから作品を一身に浴びて、光と情報が視野を超えて無限に溢れ落ちていくような快感がある。

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【12/1 シンポジウム 芸術作品と科学】
私は、司会進行しつつ、最後に、ポーラ美術館に所蔵されているゴッホ作品の調査報告をします。絵具と来歴のこと。
可能であれば、現在進行中のゴッホ作品調査の話も、少しだけできたらいいなと思っています。あとは、署名鑑定の話など。

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庭の地植えの花と寄せ植えから、危なそうなのをぱちぱち切ってきた。本当はもう少し庭で見たかったお花もあるのだけれど、この風雨なので。

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今日の掘り出し物② 曽祖母の結婚式の写真。横に与謝野晶子と鉄幹がいる。

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母が亡くなってはじめてご飯を炊いた。半合、少なく。お米を研ぎながら、涙がざんざん落ちる。それでも、食卓には彼女のお膳もあるので、表面上はいつもとかわらない日々のごはん。夏野菜のカプレーゼ、くらげピリ辛和え、搾菜の浅漬け、おくらと梅の肉巻き、炙り厚揚げ、大根と小葱のお味噌汁、ご飯。

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【六本木クロッシング2019】「時間にも、もっと種類と選択肢があっていい」という礒谷博史さんの言葉は、作品すべてを切り結ぶ一節でもあると思います。青野文昭さんの「修復」と「連置」が、土屋信子さんの「ストロベリーアイスクリームでできた細胞」が、多様な時間の在り方をみせてくれたように。

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