//=time() ?>
2 僕の体は 音楽です #愛の礫
言葉に話しかけてみた すると 言葉は笑い返して そのまま わたしを忘れようとした わたしはもっと 話しつづけた でも 何の微笑みもなかった マスクをしているから表情が 分からないのだと 言葉はささやいた そのまま たくさんのマスクをしている人影のなかへと 消えていった
孤独だからこそ、手をつなぎませんか、だからこそ手をにぎりませんか、だからこそ、空をみあげませんか、春だけが急いでいます、わたしたちはまだ、靴のひもを結んだばかりなのに。
花粉が飛び回って、それは悲しみの花粉で、怒りの花粉で、花粉ではない何かで、マスクをして息を殺して、それでも飛んでくるから、そして季節は確実に過ぎていくから、もう少し、ずっと沈黙して、それでも花は絶やさずに、桜。
無人の駅があります 無人の街があります 無人の交差点があります 無人よ いったい何がしたいのか どこへ行きたいのか マスクをかけ直して うつむいて 無人の雑踏があります
そんなに 目をそむけないで もっと 涙を流すべきだ
わたしのほんとうの孤独を あなたは知らない わたしも知らない わたしのほんとうの孤独は わたしを知っている そして あなたを知っている
あなたの心が 雨に打たれています 傘にいれてあげなくて いいのですか
自分の心を 殺してしまいました どうか おてやわらかに しずかに 罰をください この夜更けに
つまらない何かを 追いかけるのは もう 止めたまえ それは きみにとって ほんとうに 必要なことなのか 心を燃やすものなのか 支えているものなのか 精神に突き刺ささるように 炎を立てているものなのか