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痺れを切らして先行しようとする雷震子を無言で攻撃するナタク面白過ぎるし、「あの犬は悪くない」と哮天犬(楊ゼンではないのがミソ)を庇うのも面白過ぎる。「宝貝」という同属意識を持ってるのかな。可愛い。
そして喧嘩する二人を横切るマイペースな楊ゼンがシュール過ぎる。
喪抜けの殻になってしまった黄飛虎宅に独り佇む聞仲。掛け替えの無い友を敵としなければならない苛立ちが棍棒ひとつで分かる。
仙界伝聞仲は原作程殷王朝への執着を感じない分、黄飛虎への感情はマイルドで分かりやすい気がする。
原作聞仲は無自覚に激重感情を持ってる(印象だ)から割と対照的。
朝歌を離れた黄飛虎達に追手を差し向ける妲己ちゃんは本当に仕事の出来る妖狐。如何にもな傀儡状態の紂王が物哀しいし、直に黄飛虎と紂王のやり取りを見た聞仲は原作以上にやり切れない思いと妲己に対する敵意が凄い事になってそう。
黄飛虎も皇子達に「泣きたい時は泣けば宜しい」と諭すのも哀しい。
黄飛虎の紂王襲撃を聞仲に知らせる殷王朝臣下の皆様。人間の彼らが直に聞仲を頼る場面も地味原作では余り見られなかったので、仙界伝聞仲は人間の彼らにも畏怖だけで無く慕われてもいたんだろうな、と想像してしまう。
場面的にはそんなほのぼのしてる場合じゃないけど!!
黄飛虎妻として、武門の娘として妲己に売られた喧嘩は全力で買う賈氏(言い方)。
この眼差しから見える意志の強さは、ちゃんと息子さんにも継がれているなぁ……と感じる。原作の賈氏も凛としていましたが、仙界伝の彼女もまた強く美しい女性。
朝歌から太公望サイド戻った時の雰囲気和むし、コウモリ人間の噂を聞いて明るくなるの可愛いし、夜になって雷震子を待つ横顔が美しすぎてしんどくなる。そしてしれっと月餅を持ち出しててダメだった。
まだ6話目なのにひたすら「可愛い」という感情が湧き出てくる。
前話で長子を喪ってしまったけども、末子がこうして自分を助けてくれた事に想いを馳せる姫昌も良いし、雷震子に「逞しくなったな」と肩に手を置いて声を掛けるのも、原作では見られなかった描写なのでこれは本当に仙界伝GJだと思うのですよ。
離れた場所で互い存在を感じ取り協奏する二人と、これを仕向けた妲己ちゃんの意図と悪辣さが凄い。
そしてこの調べに乗せて原始天尊を詰問してた太公望に対して、逆に本人の過去について言ってくるの滅茶苦茶に心にブッ刺さる。こういうアニメならではの演出でやるの改めて見ると本当心持ってかれる。