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ユング派分析家資格候補生(diploma candidate) / 翻訳家
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2024-05-29

「描画療法」について。描かれた絵を治療者が保管しておくのが一般的だと思いますが、ユングは「オリジナル」の絵は患者自身が持っておいた方がいいと言っています。何のために絵を描くのか。誰のためのものなのか。意味と目的を明確にするという点で、これもひとつの考え方ですね。

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編著者のアルド・カロテヌートはイタリアのユング派分析家。日本ではあまり有名ではありませんが、じつはたくさんの著書があります。「傷ついた癒し手」について論文を書いていると話したら、ある分析家にこの本を勧められました。たいへんな名著でした。

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タイプ論を理解するには意識と無意識の補償的関係という、ユング心理学の根本を理解しないといけない。逆に言うと、タイプ論を学ぶというのは、対立するものどうしの組み合わせを常に見ていくユング心理学の基礎を身につける訓練そのものということになります。やっぱり大事ですね、タイプ論。

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ちなみに当該箇所で言及されている絵画、編者のシャムダサーニはスイス出身の画家フュスリーによる左の作品だろうと言っているんですが…どっちかっていうと同じ画家の手による右の作品の方が近いような気がします。よろしければぜひ、当該箇所を確認してみてくださいね。

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”midinette” フランス語で「お針子さん」くらいの意味で、博士論文の被験者であるへレーネ・プライスヴェルクのことをユングはときどきこう形容しています。「彼女は言わばお針子さんのような存在だった」とか。で、昔からこの表現の意味がぜんぜんわからなかったんです。

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Farber,S. (2017) Celebrating the Wounded Healer Psychotherapist.
「傷ついた癒し手」を扱った本としては珍しく、編著者はユング派ではなく、フロイト派の分析家。読み始めた当初は“celebrate“という言葉のポジティヴなニュアンスに少し抵抗を感じてしまったのだけれど、とてもよい本でした。

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『タイプ論』の執筆中、ユングは毎朝3時に起きて作業に没頭していたのだそうです。さんじ…

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おとぎ話研究の勉強の資料として『月光条例』(藤田和日郎)を再読。おとぎ話や昔話の「理不尽さ」には、子どもたちの想像力に最初の火を灯すという、大切な役割があるのだなと改めて思いました。
「雉も鳴かずば」なんてねえ…もう…

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「きょうのユング、あしたのユング 」
当日お寄せいただいたご質問へのお返事、たいへん遅くなりました。ようやくひとつ締め切りを乗り超えたので、これから少しずつお返事していこうと思います。早くも次の締め切りが迫っているので、すべての質問にはお答えできないかもしれません。ご容赦ください。

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