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#ラノベを雑に語る 07年『なつき☆フルスイング!』。人の心の弱みにつけこみ、夢を叶えてやる代わりに生命力を吸い取っていく夢魔と戦う退魔師もの。きっちり重いテーマを描いても、その夢魔を宿主から追い出し滅する方法が「特殊な金属バットで相手の尻を思いっきりぶっ飛ばす」なので、読後感爽快。
#ラノベを雑に語る 06年の築地俊彦『ときむすび』。ごく普通の高校生男女の心のすれ違いを軸にした青春ストーリー。美少女ヒロイン6名というギャルゲーのパターンで押し進め、パターン通りに適当に落とすかと思わせておいて最後の最後でシニカルに突き放すのが築地節。テーマはタイトルまま。
#ラノベを雑に語る 05年『12DEMONS』は学園祭の学校から異世界へ連れ去られた12人が悪魔の部位を埋め込まれ、その力を使って部位の争奪戦を強いられる話。『バトル・ロワイアル』99年と『フェイト』04年を足して割ったような話。時代的にも日常からの異能バトルものが増えた時期かな?
#ラノベを雑に語る 台湾の武俠小説家、古龍の代表作「絶代双驕」の翻訳を藤田香のイラストで文庫化したもの。個性豊かなキャラクターが続々登場し、そして大半は主人公たちの前に姿も見せないまま次々に退場していく悪漢小説。天下に轟く十大悪人のうちの5人が集まる崑崙山の悪人谷。そこで極悪人た
#ラノベを雑に語る 人類の黄昏を描いたスラップティックほのぼのSFが田中ロミオの『人類は衰退しました』07年。特に災害とかなんでもなく、ただ人類がゆっくり人が減り、インフラが衰退し、新たに登場してきたのは妖精さん。小さくて不思議でスゴいことをするのだけれど、なにを考えているのかよく
#ラノベを雑に語る 『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』11巻で大団円。いちばん悪いヤツがいちばん満足してた気がするのは気のせいか? 強くて有名になった娘が「おとーさんはスゴいんだ」と言い張って、みんなそう思ってたんだけれど、実はお父さんは最底辺のままで怪我し
#ラノベを雑に語る ハヤカワSFのスペンサー『ようこそ女たちの王国へ』07年。ジェリンは誰にでも優しく、やるときはやる男の子。才色兼備の女性たちにモテモテだが、気がつけば国家転覆の陰謀に巻き込まれていた……と、男子がほとんど生まれない男女比の偏った世界でのボーイ・ミーツ・ガール。
#ラノベを雑に語る 巨大な壁によって外界と分断されてしまった関東で、迷宮と化した壁の中を探索する冒険者たちの物語『ヴァンガード』は07年。孤立してしまった世界を内側から描いた物語であり、銃火器でダンジョンを攻略する話。帰還したら銭湯で汚れを落としてやきとんで一杯という日本人の世界。
#ラノベを雑に語る マジキューで05年連載開始で同年末か翌年初に文庫化された『超妹大戦シスマゲドン』は、「年少の女性血縁者のパワーを増幅し自由自在に操れる」妹コントローラーの使い手とその妹たちとのタッグで繰り広げられる超人バトルの顛末。なにを書いてる?古橋秀之!?
#ラノベを雑に語る 本が好きすぎてついつい食べてしまう妖怪「文学少女」こと遠子先輩と、挫折した元覆面少女作家の井上少年しかいない文芸部を舞台に、2人が太宰治からブロンテまで名作文学の数々をモチーフに謎を解き明かすビターテイストな学園ミステリ&ラブコメです。
#ラノベを雑に語る 不思議なお手伝いさん/メイドさんが壊れかけていた家族の絆を取り戻す……というメリー・ポピンズとか超少女明日香とかの系列で、こちらは胸から背中にズバッと呪いの大剣が突き刺さった豪快なお姉ちゃんがヘルパーさんでやってくる話です。『串刺しヘルパーさされさん』。06年。
#ラノベを雑に語る 全4巻完結の青春スポーツ小説『クジラのソラ』は、異星人によって支配された地球で、人々に与えられたのは宇宙艦隊を艦船から設計して戦わせる戦争ゲーム。これに勝利したチームの所属する国家には、毎回なんらかのオーバーテクノロジーが与えられるのだ……という発端。
#ラノベを雑に語る タイマン異能バトルを描写させたら天下一品の岡崎裕信による異能バトル『滅びのマヤウェル』05年。押しかけ同居人の登場から幼なじみとの三角関係というラブコメ的な展開から一気に異能バトルに持っていき、そのまま一気呵成に決着にまで持っていきます。
#ラノベを雑に語る 昨今の「さえないアラフォー男がひょんなことから能力を手に入れ、出世コースに乗ったり美女美少女に信頼されたり慕われたり」というサラリーマン夢小説的なラノベのサンプルともいうべき作品の1つ『佐々木とピーちゃん』がもう4巻。こういう作品をきちんと評価して位置づけられ
#ラノベを雑に語る 最初は地味というかシックなレイアウトでハードカバーで05年に出ていたのが、08年にイラストが付いて文庫になったのが『シフト』。夢の中でファンタジー世界に転移するようになった少年少女たち。客観的にはみんな似たような夢を見ているだけだけれど、主観的にはみんなMMO的な
#ラノベを雑に語る 酔っ払った宇宙人に拉致されたあげく、間違えて脳みそを入れ替えられてしまったぼくと先輩。でも、根っからマッドサイエンティストな先輩は貴重な体験に大喜び……。04年の「男女入れ替わり」もの。先輩は人を愛するというような感情が欠落しているバルカン人みたいな人なので、
#ラノベを雑に語る 江藤さんちの新妻は16歳の女子高生でSF作家。今日も学校帰り、買い物帰りに宇宙人や異次元人の侵略を撃退したり、時空間のねじりを直したりと大活躍。そんな話を夕食時に夫に話すのだけれど「よくできた話だね」とスルーされるのだ。ホントのことなのに。『食卓にビールを』。
#ラノベを雑に語る 『電波的な彼女』も04年。不良高校生の前にいきなり見知らぬ女子高生が現れて永遠の忠誠を誓うというところから始まる話だけれど、ラブコメでもファンタジーでもなくジャンルはサイコサスペンス。ユーモアまじり語られるヒロインたちの脳天気さが救いであり恐怖でもあり……。
#ラノベを雑に語る 萌えが架空戦記に飛び火したのがこのあたりから。中岡潤一郎『スカーレット・ストーム』三部作、2004。ツングースカの隕石墜落以来、世界的に男子の出生率が激減。日本も女子による補助海軍を設立せざるを得なくなっていた……からの太平洋戦争。少女たちが戦場に立ち、恋をして、
#ラノベを雑に語る 川崎康宏の『ALICE』が電撃から出たのが04年。シリーズものっぽいけど1冊で終わったなあと思っていたら、10年にGA文庫からリブート。銃の保持が簡単に認められるようになった日本で、グリズリー(天然物)が所長を務める探偵事務所でバイトする女子高生の話。スラップスティック