定期宣伝

ついに突入部隊が霧海内にはいりました!
ところが何やら不穏な雰囲気が…
彼らはオーバードースに辿り着けるのか!? https://t.co/G1YeqwzTru

4 15

ごめん
リンは人見知りなんだ…

--あら、ふふ…それは私の相棒と気が合いそうですね--

……
(寡黙なガバナーは小さく会釈した)

ははは…
(テスタロッサの乾いた笑い)
うちマジで濃いな(小声)

(霧の中に25機がバラバラに突入していく)

(だから彼らは気づけなかった…)

(「26機目」に)

4 26

(二体のヘキサギアに邪険にされたテスタロッサ)

(次はグレイ・ワンのチームの様子を見に訪れた)

(しかしそこは…)

(爆音)

(周囲の悲鳴)

(地響き)(金切り声)

--◾️◾️◾️〜!!!◾️◾️!!--

(暴走した「バニティレックス」によってクライマックス(地獄)を迎えようとしていた)

5 32

(人型の機体「疾風修羅」で座禅の様に腰を下ろす姿は、近づき難い印象を周囲に与えていた)

(対照的にその隣に寝そべっているのはLAの機体「グライディインパルス」だ。その姿は昼寝をする大虎を連想させる)

(そのガバナーである「マーダー」は傭兵「マーティン」と会話をしている)

3 28

--ゲーリック、思った以上に前線に配置されてしまいましたね--

(ヘキサギア「アガリアレプト」のKARMAがゲーリックに話しかけている)

都市の警備に回る筈だったにな〜…
機体のテストに?
敵サンプルの回収に?
他ヘキサギアの情報収集!?
くそぉ…!何でもかんでも押し付けやがって!

2 25

そうねぇ…

(問いかけにフレデリクは顎に手を当て思案している)

まずあの機体とやり合う場合
入り組んだ場所での戦闘は絶対にダメ。あれには、壁や天井の概念なんて無いの…機動力であっという間に包囲されちゃう
その点、寺島ちゃんの平原での迎撃案。悪くない作戦だと思うわ
ただ…

2 27

お、おい…

(次の瞬間目の前のハーモニーズが消えた)

…!?

--よいしょっと…--

(ヘーゼルの視界が高くなる。否、瞬時に背後に回ったハーモニーズにトライクごと持ち上げられた)

--フフ♪さあ、皆んなでお父様に会いに行きましょう!--

2 27

(機体のKARMA「ローシュ」が苦言を繰り返す)

無茶言うなよオリジンちゃん…
大体1人乗りだぞこれ…
う…!痛ぁ!?痛い!
やめてぇ!叩かないでぇ!

(オリジンは運転するユウを後ろから殴っている)

早く!しないと!
手紙の時間に遅れちゃいます!
お父様に会えなくなっちゃいます!

2 21

1人追加で乗りますが構いませんね

(宮川は足元で眠るレッドラインを満足そうに見つめる)

《もちろんです。わたくしはてっきりオリジン様と一緒だと思っていましたから》

(宮川の動きが止まる)

あ…そうでした…
どうやら
手紙は、届かなかったようですね…

2 21

《わたくしはただ「3日前」にご指示いただいた通り「この場所」へ「この時間」にお迎えに参っただけでごさいます)

《黎明様こそよく間に合いましたね。また例の「スイッチを押した」ですか?》

まぁそんな所です
予想と予測、そして少しの運
それに今夜は予想外の再会もありましてね…

2 20

(宮川はレッドラインに語りかける)

冗談ですよ
「覚えが無い」なんて…

(古くからの友人の様に)

君を忘れる日はありませんでした
ああ…!本当に大きくなりましたね「44番」

(久しぶりに会った父親の様に)

また会えて私はとても嬉しい…
今は「彼女」の名前を名乗っているんですか?

3 25

(宮川は続けた)

「指定コード」「270」
「コマンド」「R65X811MV444」
「入力」
「あかしけやなげ」
「緋色の鳥よ」
「よながに」
「まどろみ」
「はねたため」

(その呪文の様な言葉を言い終った時)

(レッドラインは身体の全ての力が抜けて、頭から地面に崩れ落ちた)

………!!??

3 28

何を…!言ってるんです…
フフ…アッハ…ハァ…ハァ…
あれ…?え…?

(段々と声色に艶が混じる)

……
自覚が無いならいいんだ
君の「性癖」に付き合う道理も、時間も、今は無い。今夜は…

(レッドラインが刀を手放す)

今夜だけは駄目だ…!

(刀が音を立て地面に落ちる)

2 25

《いや…いいんだ。どうでもいい事なんだ、私が何処の誰だって…誰も興味無い》

《ただお前が今日まで犯した悪行が…》

《お前が踏みにじった過去が…》

《「今夜」に追いついただけなんだから…!》

《だから!》

《最早聞きたい事は何も無い!怨みごとも無い!》

《死ね》

3 27

その声は…
どちら様でしょうか…?

《………》

申し訳ない。全く記憶に無いですね…
そう多くは無い筈ですが
私の前歴を知っている方は

(数秒の沈黙)

《プッ…!(笑い声)》

《アハハハ!そうだよなぁ!ハハハ!お前はそうなんだろうなぁ!ハハ…!今日は「悲鳴」じゃ無いもんなぁ…》

2 27

その声…
ドロシー…レッドライン中尉…!?

《こんばんはブラックマンバ。仕事中に失礼する》

(ヘルガは全身が強張るのを感じた)

(レッドラインが放つその声。穏やかだか、同時におぞましいまでの「殺気」を孕んでいた)

《単刀直入に言う》

《「お願い」がある》

4 28

行きましょうか「シフ」

(ヘルガは機体のKARMAに話しかける)

--了解した。「かくれんぼ」にも飽きた所だ…--

(宮川を乗せたヘルガはその場を後にする)

(機体の駆動音)

(明かりの少ない再開発区画をインパルス・レイフは駆け抜ける)

(疾走する黒塗りの機体は闇の中に溶けていく様だ)

2 28

(ラッシュとダッシュそれにアピスシーカーの首筋に、アンプル状の針が突き刺さる)

(3人はよろけて次々に倒れた)

グァああ…!?

なん…じゃこりゃ…!

ああ"…動けん…

(立っている者が誰もいなくなった時、ようやく「襲撃者達」は姿を見せた)

制圧完了です

3 29

(およそ数秒後には地面の染みとなるだろう)

(その2人に猛スピードで近づく機体が現れる)

(蜂の羽音の駆動音)

(アピスシーカーが操るエレクトロ・ピーハイヴだ)

(落下を続ける2人目掛けて機体を飛行させる)

(だが距離がありすぎる)

クッソ…!間に合わん!

(もう一つの駆動音)

2 24

(閃光)(轟音)

(先程より更に巨大な落雷がテングインパルスに落ちた)

(機体は真っ黒に焦げ上がり今度こそ機能を停止させた)

(機体からクルトがずり落ちる)

(その時ようやくエメラルドの予備電源が作動をし、都市は光を取り戻した)

(眩い街の明かりの中にクルトと宮川は墜ちていく)

3 28