小顔流行に
大顔売りの
チビッコガンダム
福寿草

4 39

流れるを止めたる如き
 冬の川
  沈思黙考致しをりけり

7 46

冬耕や菜園用の
 耕運機
  止めれば高し磯の波音

実はこの地は海のすぐ傍なのです

4 43

赤き葉のポインセチアのクリスマス

7 52

マフラーのままでメールに
 返事書く
  師走半ばの日の暮れのこと

9 49

ワクチンの時期を談議の日向ぼこ

4 45

神様の悪戯なるかサンザンの
   日の日の暮れの山茶花の花

8 58

湯豆腐の崩るさだめも悲しけれ

6 42

侘助よ
お前どうする
この家も
  やがて空き家に
  なる日が来るよ

6 50

菊の香と文化の香り
 士の
  十一月は打ち止めェェェ

なんで十一月がサムライかというと十一を縮めて書くと
士だからですね そして貴景勝と照ノ富士が優勝決定戦で沸かせた十一月場所も終りました・・

7 37

鳥食らう
己の性に
苦しみて
  苦しみ鷹の
  顔に出にけり

6 53

爺さんが
嫁入る孫に
「 達者でな」
夕陽の中で
かけた一言

8 42

港から霧笛聞こえる
高速の
バスの乗り場の灯影暗かり

4 32

一番に竹馬乗るは健坊と
 毎冬決まりの寺町なりし

4 42

鵙来たり飛べぬ猫見て
 高笑い
  猫は地団駄踏むばかりなり

7 57

乾きたる風もうれしや冬木立

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落葉踏む我が足音に
 驚きて
  耳を尖らす猫の子の冬

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立冬の紀州茶がゆの湯気白し

とうとう立冬となりました・・

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