画質 高画質

月曜の車内、素風の忍ぶ也


→素風(そふう)

*I Don't Like Mondays / The Boomtown Rats
https://t.co/CI1dj04Sn8

*オディロン・ルドン《目を閉じて》1890年 オルセー美術館

2 16

' earth golden from the cherry tree
it could utter joyous leaves of dark green
Light blue and the concrete '




(1,1398x902+134+86,123)

0 0

体液を曝して秋の夜の風か


→曝す(さらす)

*Dune / Underworld
https://t.co/fKfSqDW6WG

*オスカー・ココシュカ《風の花嫁》1913 - 1914年 バーゼル市立美術館

2 14

秋水に濡れる去年の娘の死骸


→秋水(しゅうすい)、娘(こ)、死骸(しがい)

*Cut the World / Antony and the Johnsons
https://t.co/yMZ9KMBkCj

*松井冬子《浄相の持続》2004年

4 16

花園に頬染まるまで叩かれし


→花園(はなぞの)、頬(ほほ)

…お前の指を、手を、腕を、胸を、頬を、瞼を、舌を、歯を、脚を愛着した。
 僕はお前を戀してゐた。お前も僕を戀していたと言つてよい。
(川端康成『少年』)

*高畠華宵《夢の花園》大正末〜昭和初期

4 18

Good morning! The no.20 is

pained

13 35

天高く秋夕焼を全うす


→全う(まっとう)

…あんな風に母と手をつないで死ぬのだと思うと、すこしも悲しくはなかった。
 夕焼けがして、ふしぎに美しい夕方だった。
(久生十蘭『母子像』)

*Heavy / The Marías
https://t.co/4YP8Vvmt1e

*カール・ヌードストローム

1 15

珈琲に哀しみ少し秋の雨




「彼女とはどうなったの?」
「別れたね」
「幸せだった?」
「遠くから見れば、」と僕は海老を飲み込みながら言った。
「大抵のものは綺麗に見える。」

(村上春樹『1973年のピンボール』)

*マーク・デンステッダー

2 32

フランスの案山子の馬手に弓構え


→案山子(かかし)
→馬手(めて):馬の手綱を取る手。右手。左手は「弓手(ゆんで)」

*Brave Shine / Aimer
https://t.co/hqjQlZsYwH

*リンブルク兄弟《ベリー公のいとも豪華なる時祷書 10月》1412 - 1416年、この絵の中央の案山子が…

1 9

十月のあなたはやがて風になる


*千の風になって / Hayley Westenra
https://t.co/agLmZCdgfe

*ジョン・アトキンソン・グリムショー《黄金の十月》1889年

2 15

ベランダでチーク、木犀の夜だから


→木犀(もくせい)

*恋ひ恋ひて逢へる時だに愛(うるは)しき言(こと)尽してよ長くと思はば
(万葉集 巻四 661 大伴坂上郎女)

*チークを踊ろう / Rio
https://t.co/mQApD2JwqV

*グスタフ・クリムト《抱擁》1909年

3 12

神々の不倫おおらか天の川


*スターライトパレード / SEKAI NO OWARI
https://t.co/ikU4k8exOG

*ティントレット《天の川の起源》1575 - 1580年 ロンドン・ナショナル・ギャラリー

2 12

ゴンドラに小鳥も乗せて水の秋


*Bird Gerhl / Antony and the Johnsons
https://t.co/W6znE7Tb6O

*松村公嗣《舟唄》制作年不明

2 12

猫じゃらし大団円はまだ遠く


…ねこはいいました。
「おれは,100万回も しんだんだぜ。いまさら おっかしくて!」
 ねこは, だれよりも 自分が すきだったのです。
(佐野洋子『100万回生きたねこ』)

*Narcissist / No Rome feat. The 1975
https://t.co/pHJv6wSaCi

3 13

天高くパネルで注文したポテト


*Intro - Sky Above / Jacob Collier
https://t.co/E4CpayXGca

*ジャン=フランソワ・ミレー《雁を見上げる羊飼いの少女》1865年 山梨県立美術館

3 17

清秋の空を秘色と呼ぶべきか


→清秋(せいしゅう)、秘色(ひそく)

*September / David Sylvian
https://t.co/Q3Ez736KWq

*リンブルク兄弟《ベリー公のいとも豪華なる時祷書 9月》1412 - 1416年 コンデ美術館、それと「秘色」…

2 9

死がひとつ金木犀の夜の静寂


→金木犀(きんもくせい)、静寂(しじま)

*Rachmaninoff:Rhapsody On A Theme Of Paganini, Variation 18
https://t.co/kSfaaNCULU

*グスタフ・クリムト《接吻》1907年 - 1908年 オーストリア・ギャラリー

5 21

林檎まだ堅し、レスボスに秋気はや


たかき樹の枝にかかり、
梢にかかり、
果實(このみ)とるひとが忘れてゆきたる、
いな、
忘れたるにあらねども、
えがたくて、
のこしたる紅き林檎の果(み)のやうに。
(サッフォ『忘れたるにあらねども』上田敏訳)

*シメオン・ソロモン

2 13