メグミ「お願いします…あのやろ(因子を注入したやつ)、絶対いつかぶっ飛ばす…」リ・ガズィに捕まる

アイ「はいはい、愚痴は後で聞いてあげるから今は大人しく運ばれてね」

「…ところで私のイレギュライズ能力も確認するんですか?」

志郎「いや、精密検査を優先する。君も戻ってくれ」

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メグミ「っ…ちょっとジンジンするけど火傷は無いっぽい…痛覚だけがきた感じね…」

志郎「すぐにヤマトに戻りたまえ!精密検査を行おう!」

アイ「……てことは…私達、攻撃をモロに受けたら…」

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メグミ『?これくらい…お、と…』ビームライフルが肩部の先を掠める

「っい゛!?あっつ!?」肩を抑えて崩れ落ちる

アイ「!?メグ!」

志郎「!?これは…身体へのダイレクトフィードバックを確認した!」

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メグミ「…あれ、この前は相手の動きが鈍くなってた程度だったんだけど…」

アイ「もしかして、時間経過でメグのイレギュライズ能力が強化されたのかな?」

志郎「可能性はあるな。イレギュライズ能力を使って身体に何か不調は出てないかい?」

メグミ「んー…ちょっと力が抜けるような…」

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メグミ「行きます!"アンチフィールド"展開!!」

機体のシールドからアンチイレギュライズ波が発せられ、周囲一帯がサイレンスフィールド状態になる。それと同時にタカミネ主任のイレギュライズ機体が元の姿に戻る

志郎「…ほう、これは…凄まじいな」

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メグミ「…で、飛び出したはいいけど、本当にやっていいんですか?」

志郎「いや、君達のイレギュライズ能力を確認出来ればそれでいい。そうだな…タカミネ主任とアイバ・ゴウ課長のイレギュライズ能力を鎮静化できるかな?」

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ヤマトの周囲が宇宙空間に変わる

志郎「これはまた凄いな…では2人とも、始めようか」

アイ「はい!シノザキ アイ、ミカエリス、発進します!」

メグミ「シノザキ メグミ、ベギルペンデ、出るよ!」

2機が艦外に飛び出す

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メグミ「……あの、模擬戦するのはいいとして、ミカエリスとベギルペンデ、空飛べないんですけど」

志郎「え、そうなのか?」

アイ「あ、そういえば…宇宙空間戦闘を主眼に置いた機体なので有重力下だと落ちちゃいますね…」

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【超高校級の幸運】
幸福 恵(コウフク メグミ)

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志郎「…それに関しては、実際に"観測"する他ないだろう」

メグミ「…まさか、ここでイレギュライズをしろと!?」

アイ「そんな事したら、ヤマトに敵とみなされるんじゃ…!」

志郎「実際には艦外でやってもらうがIFFは厳正に管理する。安心して欲しい」

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メグミ「……ん?そういや、ちょっと力が強くなったくらい?」

アイ「確かにちょっとだけ力強くなりはなりましたけど、精神的にどうこうとかはないですね…」

志郎「そうか、その程度ですんでいるのだな」

アイ・メグミ「「え?」」

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志郎「言ってしまうと、外科的要因でオリジンイレギュライザーが産まれてしまったという訳だ」

「それと…2人の能力、これも非常に興味深いものになっている」

メグミ「"敵味方関係なくイレギュライズ能力を鎮静化"させるのと…」

アイ「"味方のイレギュライズ能力の強化"ですね…」

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志郎「…そういえばマーシーくん達が制御系統を改修したから艦内ルートも知っているんだったな」

メグミ「…ところで胡散臭いってさっき聞こえたんですけど本当に大丈夫なんですよね?」

アイ「メグ、一旦落ち着こ?ね?」

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アイ「それにしても…ここまで来るともはや壮観ですね…」

メグミ「ほんと、全長333mのどこにこんなキャパがあるんだろ…」

志郎「電子作戦も可能な位のスペックを持っているからね。艦隊旗艦級ともなればこの位は必要さ。と、来たかな」

(医務室の自動ドアが開く)

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志郎「なら、ヤマトのデータベースも使ってより詳細にさせよう。2人とも構わないかね?」

アイ「はい、ぜひお願いします」

メグミ「右に同じです」

志郎「との事だアナライザー」

アナライザー「了解、データ連動開始、電脳体詳細情報算出」

医務室のメインパネルの横にサブパネルが多数出現する

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艦内のエレベーターを乗り継ぎ、歩く事5分

志郎「ここが医務室だ。長い事歩かせてすまなかったね」

メグミ「…艦内の広さは噂になってたけど、噂以上ですね…」

アイ「あ、あはは…」

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メグミ「…わかりました。変なこと聞いちゃってすみません」

アイ「慎重な所あるもんね、メグ」

志郎「では検査のほうに行こうか。この艦の医務室に案内しよう」

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志郎「そうだな、理由は色々あるが…最たる要因は君達を全力で守れる場所がここだからかな」

「反イレギュライザー過激派の動きが活発になっていてね。その者達から見れば君達の、特にメグミさんの能力は喉から手が出る程に欲しがられる…その為ここを診察場所に提案したんだ」

メグミ「…」

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アイ「わ、わざわざありがとうございます…」

メグミ「…あの、真田技術顧問さん、ちょっと質問をさせて貰ってもいいですか?」

志郎「ん?どうかしたかい?」

メグミ「どうして、わざわざ黒鉄の要塞艦を診察場所に選んだんです?なんなら運営が管理する施設でも良かったのでは?」

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志郎「まずは自己紹介だな…初めまして、真田志郎だ。BNDDの技術顧問とこの艦の管理を任されている」

アイ「は、初めまして…シノザキ アイです」

メグミ「し、シノザキ メグミです…」

志郎「…気持ちはわかるが心配はしなくていい。この艦にいる人達はみな君達の味方だ」

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