優奈「…勝手に出て来て、理不尽を押し付けるな」

優奈が砂鉄の槍を切り飛ばして、ジャバウォックを蹴り飛ばす。

「アナスタシアさんは、何も悪くない。あの人の優しさを守ろうするゴウさんは、間違ってない」

「間違っているのは…自分達の勝手で、あの人の優しさを奪うお前達の方だ!!」

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優奈「ゴウ、さん…!?」

アミクス〈優奈、前ッ!〉

目の前で滝壺に落下したゴウの姿を目の当たりにし、一瞬動きが止まる優奈。

アミクスの操作で、辛うじてジャバウォックの攻撃を防ぐ。

優奈「───やったな…?私の目の前で…”また”…ッ!!」

優奈のイレギュライズ反応が、急速に増大していく。

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優奈「ゴウさん!?」

アミクス〈チャフスモーク散布!〉

アミクスの操作で、ビャクチがマルチランチャーを発射。
〈サルベーション〉の視界をチャフスモークで遮断し、ゴウの援護に向かう。

優奈「これ以上は…!」

勇奈「優奈!あたしの能力リソース、全部使え!」

〈シンクロニティチェイン!〉

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スタック「家族。もう居ない家族の思い出も、今一緒に生きてる家族との時間も、何より大切なもんだ」

優奈「私は…フォース〈グリザイユ〉の皆、かな?」

望「あ、先に言われた…。それ以外なら、僕は師匠から頂いた大剣とメモリですね」

静治「大切なもの…悪い、俺はとっくに無くしちまったんだ」

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スタック「まぁ…あれだ。詳しくは を見てくれって話だな!」

優奈「#モノクローム・リライター もお楽しみに、です!」

望「その宣伝は…ちょっと露骨じゃないですか?」

静治「言わぬが花よ、少年」

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スタック「大丈夫、気にしなさんな」

「さて。俺達の話は一番の盛り上がりって所で、優奈ちゃん達の話は更なる波乱が待っている…って感じらしいな」

優奈「はい。私達が持つ〈DSイレギュライズメモリ〉を巡って起きる様々な事件と、メモリを開発した”黒幕”の暗躍を語っていく事になります」

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スタック「あ、俺らのことな(告死天使の主人公)」

優奈「そういうつながりだったんですね…(モノクロ全体通しての主人公)」

望「でも、大鳥警部って…?(モノクロ第二部主人公)」

静治「ああ、俺は第三部の主人公らしいぜ?まだそこまで話が進んでねぇけど」

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望「シャイニングフィンガー…!?」

スタック「…何だそりゃあ?」

優奈「えっと…ターンXっていうMSが装備している、圧縮されたIフィールドを使って敵機を破砕する兵器です」

「ビームソードとか、ビームキャノンみたいな使い方も出来ますね」

静治「元々がどんな兵器だったのかは…謎だけどな」

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スタック「んー…俺はジャンク屋が副業だからなぁ。使えない物、持て余す物は作らないんだ」

優奈「私も、機体の改造自体は無難にしてるつもりです」

望「うーん…勇奈が使ってる〈デヴァステイター〉、あれは武装を盛りすぎたかなー…って」

静治「悪い、俺の機体はチューニングされてるだけだわ」

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スタック「質問コーナー、行ってみっか」

優奈「お答え出来る範囲で、お答えしますね」

望「創作のネタバレにならない範囲で…という事ですね」

静治「つー訳だ、ドーンと来な」

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勇矢「…運営委員会より、フォース〈グリザイユ〉へ。犯罪組織〈サルベーション〉への対応を許可します」

サフィール〈我々も保安部隊を集結させ、合流します。それまで持ち堪えて下さい〉

優奈「…分かりました」

勇奈「さて…覚悟してもらうよ」

各々、〈サルベーション〉の機体へ銃口を向ける。

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クリスタ〈登攀速度はこっちが上…だったら、後は!〉

マーシー〈コースの読み合いで、一手先を行きます…!〉

岩肌を登りながら、時に交差し、時に位置を逆転し、互いに譲らない戦いを展開する勇奈達と望達。

優奈「わぁ…大分離されちゃったね」

アミクス〈焦る必要は無いわ。確実に後をつけて〉

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一方、勇奈は優奈、望よりもやや閃先行して先頭集団と共に平野を疾走していた。

勇奈「ふーん…メイレスっていうのは、こういう物か!」

マーシー〈お、お姉様ぁ!慣れが早いのは流石なんですけど、次はクライミングですのでぇ~!〉

勇奈「あれか!」

岩山の手前で急制動を掛ける勇奈。

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勇矢「我々は平地での警戒行動を行いましょう」

サフィール〈イエス、マイ・ロード。ディスクアニマルと、保安部隊各機とのホスティングはお任せ下さい〉

勇矢「お願いします、サフィール」

順調な走り出しを見せる優奈達に一瞬だけ視線を向け、勇矢達が警戒行動に移る。

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色違いのビャクチが2機と、ケンブが並んでいる。

優奈「ウォーミングアップ完了。各部モーター、動作良好。勇奈と望くんは大丈夫?」

望「大丈夫です。初めて乗るけど、良い反応を返してくれてる」

勇奈「こっちも大丈夫、何時でも行けるよ」

優奈「隣には、アナスタシアさんとライガーも居るね」

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勇矢「こちらこそよろしくお願いします、アナスタシア女史。ゴウさんも」

「サフィール、スタート地点の状況は?」

サフィール〈現在、参加選手の確認及び出走位置の調整中です。現状では、特に異常無し〉

〈優奈さん達は、既にスタート地点で待機しています〉

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優奈「明日は一緒に頑張りましょうね、アナスタシアさん。ゴウさんも」

望「明日を楽しみにしてます」

勇矢「では…また明日。ワイルドアスロン、必ず成功させましょう」

信矢「無事に終わったら、今度はECHOESで打ち上げだな。…っと。それでは、気を付けてお帰り下さい」

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信矢「またのご来店、お待ちしております。今度は普通に営業してる時にも来てくれな?」

ルビー「マスター、スープとコーヒーはOKです」

信矢「あいよ」

優奈「お待たせしました、アナスタシアさん。テイクアウトのサンドイッチセットになります」

「タカミネさんの分も用意出来ました。どうぞ」

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信矢「OK。それじゃあ、ちゃちゃっと用意しますかね」

優奈「お手伝いします、マスターさん」

ルビー〈騒がしさが落ち着いた…と思いきや、今からまた調理ですか?〉

信矢「ああ、テイクアウトのサンドイッチセットが4つだ。やれるよな?」

ルビー「愚問ですね。準備しますので、少々お待ちを」

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信矢「畏まりました。タカミネさんへの差し入れ…となると、片手間に食べられる方が良いかな?」

優奈「それなら…サンドイッチセットが無難でしょうか?」

信矢「そうだな。後はポット2つ用意して、スープとコーヒーを入れようか。ゴウ君達はどうする?」

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