水柿 みずがき


198色め。少し灰色みのある桃色。本当に渋柿と酸化鉄で染めた柿色の中でも、水色がかった色なので水柿。水色というか少し灰色が入った印象でしょうか。やはり日本の色名はどこか情緒や季節感があります。

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青紫 あおむらさき


197色め。色名としては平安時代から使われている古い色ですが、青と紫の上の中間の色全般を指すためにその色合いの解釈は幅広いそう。自然界には少ない色なので、桔梗や竜胆なんかを見つけると存在感を感じます。

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青碧 せいへき


196色め。灰色がかった鈍い緑色。色名の由来は昔の中国の玉石の名前から来ているそう。別名ウッドジャスパーというこの石は、古代の木が化石化したものらしい。唐の時代の僧や尼の衣服の色として使われたそう。

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花葉色 はなばいろ


194色め。平安から襲の色目にも使われる淡い黄色。縦糸に黄色、横糸に山吹色を使って織られるそう。由来は菜の花の花弁という春らしい色。

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【新着記事】今年の漢字が発表で年末感増す今日この頃、現代の着物美人画を描く さんが選んだ今回の和色は「東雲」、しののめ。暗い夜もいつか明ける、祈りを込めた空の色です。

連載コラム/恋する日本の伝統色 第5回「東雲色」(しののめいろ)
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遠州茶 えんしゅうちゃ


191色め。戦国時代の武将、小堀政一が好んだと言われる淡い褐色で、遠州は彼の通称。茶人で建築家で作庭家で書家だそう、多彩過ぎ。

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紅碧 べにみどり


190色め。少し赤みのある淡い空色。碧い空に紅がかかる時間は、朝も夕もなんだか良い時間。

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【12月の記事※予告②】現代の着物美人画を描くイラストレーター さんも夏ぶりの新作ご用意中とのこと。ありがとうございます。年の暮れにちなんだ色って、なんでしょう?いままでの 過去4本まとめ読みは
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一斤染 いっこんぞめ


187色め。絹の布2枚に対して、紅花大一斤(600g)で淡く染めた色合い。平安時代に禁色とされていた紅色ですが、このように薄い色は許されていたそう。

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今様色 いまよういろ


185色め。流行りのいろという意味の淡い紅色。この"今"は平安時代のことで、千年以上前の日本の貴族たちの間で流行したそうです。源氏物語では光源氏が紫の上へ贈った衣装が今様色。

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深川鼠 ふかがわねずみ


184色め。とても薄い藍染の色々。江戸時代、度々幕府から派手な色を禁止された庶民たちの間では、灰色や茶色などの渋い色を身に付けざるを得ず。その中で流行を作ったのは"粋"な深川の繁華街の芸者や若衆だったといいます。

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今回は準伝説風で
モチーフは麒麟
日本の伝統色縛りでやっていく
三○になるのは確定w
そーいえば麒麟って英語にしたらキリンと一緒なんかな?
 

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玉蜀黍色 とうもろこしいろ


183色め。トウモロコシの実のような赤みのある淡い黄色なんだけれど、恥ずかしながら漢字でこう書くと初めて知りました。コロンブスが南米から持ち帰ったトウモロコシは、1世紀で世界を半周し安土桃山時代に長崎に伝来したそうです🌽

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白緑 びゃくろく


181色め。マカライト(孔雀石)を砕いて使った色の中で、特に粒子が細かく淡く白みの強いいろ。奈良時代の昔から仏像や仏画に使われた古い色だそうです。

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牡丹色 ぼたんいろ


177色め。ボタンの花びらのような、赤みの強いピンク色。色名としては古く平安時代からあったけれど、明治時代に爆発的に流行したらしい。ちょうど寒牡丹の季節ですね。

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赤丹 あかに


174色め。硫化水銀が結晶化した辰砂で染めた赤色のひとつ。もしくは花札の松、桜、梅と赤い短尺が描かれた札。色としては少し緑色が強い。日本でも辰砂を使った顔料の歴史はとても古く、古墳の内壁や棺の内側にも使われた。

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白菫色 しろすみれいろ


171色め。春から初夏にかけて日本中の高原で花をつけるシロバナスミレの花びらの、とても薄く淡い白に近い紫色。元々高貴な色である紫色ですが、深い色と明るい色では全く印象が違いますね。

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水浅葱 みずあさぎ


170色め。浅葱色よりも明るく淡い青緑いろ。藍染は薄くなるほど緑色の成分が発色に出る。別名をのぞき色、甕のぞきとする文献もあることから、水面を除いた時の浅葱色という意味なのかも。

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