(それは非常に細いワイヤーの束のように見える)

(アウスグスが一際大きく舞い上がる)

(それに合わせて産屋はそのワイヤーをほどき、自身の体と両腕に纏わせるように巻きつけた)

(斬撃音)

(飛来したアウスグスに肩から胸を引き裂かれ産屋は仰向けに倒れる)

フフ…ッフフフフ…!

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Chapter.4-5
『挑発』

▽シルク

◆ おっと。 https://t.co/WHyR4fqJVu

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ウスっ…酷いっス…!
…ってマリアさんそれ

(見ると産屋の腹部や胸には拳大の大きさの穴がいくつも空いている)

あら、これですか?
…この通り暗くて相手が見えない状態でしたので、先ずは攻撃を受けてから反撃を繰り返していたのでございます

(血が泡立ち傷が再生していく)

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Chapter.4-1
『胡蝶の夢』

▽???

◆ Another if https://t.co/AETnoimJQi

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「っ! ありが……とう」

ペオーニエヴォイドを切り伏せたハルカ。新しい力を身につけ、一撃で敵を撃破した。
そして援護の要請、彼は微笑んで頷く。

「それに援護も了解だよ!
ハルカさん、新しいその力……やっぱり、凄いよ」 https://t.co/LOIKnTf2Gk

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「なにか《面白いもの》で遊ぼうとしているようだね……」

「バトル展開は先客がいたから任せたが……こういうアプローチもあってよくないかい?グフフ♪ 」

ヴェシュターを押さえつけるDr.ケイオスの力が、ミシミシ……と不快な軋み音をたてる

「ねぇ……お話してよ♪」

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「─これでっ!」

長い戦いで消耗したムニエミュートの右腕を狙い、フウマは刀で一閃する。
せめてこの敵だけはと、本気の一撃。

「!!」

ムニエミュートの呻き声と共に深く抉られた傷口から体液を噴き出す。……それでも、未だ戦闘不能にはならない。 https://t.co/9cYA1bfRFk

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(そして制御装置目掛けて振り下ろした)
(衝撃音)
(金属が砕ける音)

「命令に忠実で痛みも恐れも知らない夢の兵士」…
そのような生体兵器は「企業間戦争」の中期から末期にかけての戦場で度々“見かけた”事がございます

(そう言いながら産屋は何度も斧をヴェシュターに叩き付ける)

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(背後の2体が銃器を構え産屋を狙う)

よっと…

(産屋は自壊を始めたヴェシュターを肩で担ぐと、その身体を盾にしながら2体に突進していく)

(連続した銃声)(金属音)(金属音)

(崩れかけのヴェシュターが2体に向かって投げ飛ばされると)

(その後ろに産屋の姿は既に無い)

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「─ゔみゃっ!」

いきなり掴み、強力に投げ飛ばされたフウマ。しかし、何とかアズにキャッチされて事なきを得る。

「大丈夫か?」

「何とかね。有り難う…でもまさか、あんな真似までして来るなんてさ」

礼を言いながら、改めて…あのヴォイドに脅威を覚えるのだった


https://t.co/JDpH2oHT9S

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襲い来る、さながら肉塊のような異形。しかし……。

「あれも……元々は人間、みたいだね」

刀を武器にして戦いながら、フウマは異形が白衣のような断片を纏っているのも見る。
任務を開始してから時間が経ち、異様な状況にもいくらか慣れもした。

https://t.co/2EVX6a2Guc

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マリアさぁあああああん!!!

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(顔面と首の骨が砕ける音)

(衝撃音)

(産屋の身体は首を支点に浮かび上がりそのまま“天井”に真っ直ぐ突き刺さった)

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「……っ!?」

上にいた白く巨大な化物を見たフウマは動揺する。

「冗談じゃないよ。さっきの奴らよりも、ゾッとするじゃないか」

半分涙目になりながらも、拳銃を構えて戦闘態勢に。…近寄って戦いたいとは、思えないせいでもある。

「頼むから、どっか行って……くれよな」 https://t.co/8lOn8y5zdv

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「まぁ、何はともあれかな」

戦いも無事に済んで良かったと感じたフウマ。

「サチ、それとナナコ……か。随分と助けて貰ったかも。改めてまた礼でも伝えようかな」

そう考えながら、一人彼は微笑んだ。
戦いも一段落。今は少し……ゆっくり出来ればと、フウマは思った。 https://t.co/46MxwrjMqk

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「くっ…全然刃が入らない!」

現れた異形の鬼、フウマは途中組むことになったサチと攻撃を仕掛けて見るも、ダメージが入る様子もない。それどこれか。

「─!」

目にも止まらない速さで振られた鉈。刃先で受け止めるものの、衝撃でフウマは吹き飛ばされ、廃墟に叩きつけられる https://t.co/wHrZhit1Sv

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私も早速参戦したいと思います!♪

(産屋が壁から身を乗り出すと、そこにはフレキシブルアーミーの集団と戦うガバナー達が見てとれた)

あら…
(飛び出そうとした産屋の足が止まる)

ウスッ!マリアさん!
どうしました!?

その…よく見るとアレは
「ヴォイド」ではありませんね…

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戦いの最中、現れた異質なヴォイドの姿。
その鬼を思わせる姿は、フウタにも確認出来た。

「何あれ? 雰囲気が、全然違う!?」

緊張が走る。敵の数が減って安心した所に、新たな脅威。

「僕でも分かる。あの敵はきっと……手強い!」 https://t.co/BSt5zTGQzO

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「…女の子が二人。それに一方あの色と姿……もしかしてあの子も、ヴォイドの力を持ってる訳」

現れた二人の少女。一人は人間離れした力で、ヴォイドを倒している様子も見た。
けれど今は助かった。フウマは二人に返事を返す。

「りょーかい! おかげで助かったし、協力しよう」 https://t.co/mY9rON0pOk

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