「それって……それって……もしかして! かすてらはせらの代わりにおかしくなっちゃったってこと?」

そう。
エレシュキガルが本当に神祖の魔人にしようとしていたのは世羅だったのです。
また、このセリフから、世羅も魔人化した春日の様子がおかしいことは気づいていたようです。

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一方、セーラは人類滅亡は神によって定められたこと、と言うエレシュキガルに嫌悪感を露わにします。
ですが、その直後の女神の語った内容は、聡明な彼女や神門にも理解しがたい内容でした。

その内容とは――『2回目』以降の人類滅亡のシミュレーション。

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時折、冥界の番人であるノスフェラトゥ達が襲い掛かることもありましたが、ここに集うゼクスはアレキサンダー、オリハルコンティラノ、暁十天と強力な面々ばかり。
あっさりと砕かれ、あるいは焼き払われ、冥界の番人達は一体残らず潰されてしまいました。

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そのまま口論になった黒崎兄妹を見て、世羅は必死に仲裁しようとします。
結局、最終的には春日が折れて、その場を立ち去り、世羅は彼女を慌てて追いかけます。

そんな彼女達の後ろ姿をガーンデーヴァは複雑な表情で、神門は内心の苦悩を押し殺しながら見守っていました・・・。

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それもそのはず。
実はこの時、受話器を持っていたのは神門でした。
元よりバレバレだったとはいえ、完全に自信と世羅とのつながりが神門に筒抜けだったことにほのめは驚きます。
一方、神門はほのめに対し、神の情報が必要なら、また連絡するようにと伝えます。

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その時、世羅達からプリン(?)の材料の話を聞いていたセーラがあることに気づき、卵のようなものの見た目や色について世羅達に尋ねます。
その詳細を聞いたセーラは、その卵のようなものの正体が自分の机の上からなくなっていたギガンティックの素材だと説明します。

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それはお揃いの白と黒のリボン。
ですが、白い方は世羅自身のものとして用意したそうです。
なんでも、以前、七尾から聞いた誕生日プレゼントの用意の仕方を参考にしたとか。
世羅からの説明を聞いた春日は、優しい笑みを浮かべて黒いリボンを受け取り、白いリボンを世羅に手渡します。

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しまいには、それでも割れない卵(?)に業を煮やして、必殺技までぶっ放す始末。

なお、ガーンデーヴァは料理経験がないことがここで明かされてます。
世羅も料理は苦手・・・というか、機械クラッシャー能力が仇になって家電製品を壊してしまうので、キッチンに入れてもらえないそうです。

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未来の技術を自分に伝えようとするセーラに、神門はその目的を尋ねます。
ですが、セーラに下心はありませんでした。
ただ、あなたが変わってなくてホッとしただけ。
そう言いながら純真無垢な笑みを浮かべるセーラを見て、神門は彼女の正体に気が付きました。
そして、神門は決断します。

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ですが、続くセーラの言葉には、神門もわずかながら驚きを見せました。

NOAHは未来の神門――Dr.黒崎によって生み出されたもの。
そして、セーラはさらに自分はギガンティックの創造主であり、NOAHの基礎的な部分も把握して、神門に教えることができると告げます。

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態度こそ素っ気ないものの、真剣に出雲復活の研究を続ける神門の姿を見て、セーラはホッとしていました。
彼の妹、春日はこの世界では魔人化していたものの存命。
ならば自分の知るみかにい――黒崎博士のように狂気に陥る心配は今のところはない。
そんな安堵と共に彼女は笑みを浮かべます。

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さて、ガーンデーヴァが合流した後、彼女以外にもマイスターやブレイバーなどの赤の世界のゼクスが神門達の元に集まってきました。
彼らが駆け付けた理由は様々でしたが、マイスター達は神門達のために拠点を建設します。
神門は世羅達と共にそこに滞在することを決めます。

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とはいえ、さすがに世羅も、みかにいに危害を加えかけたのは気になったようで、ティラノが正気に戻った後、暴走してしまった理由をティラノに問いかけており、ティラノもまた自分が何をしたのかに気づいて項垂れていました。
『親子』としての彼女達の様子がわかる一幕です。

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久々に再会できたみかにいや、彼の妹である春日、謎の女性セーラと共に行動することになった世羅。
春日とはすぐに仲良くなった一方、何かと小言が多いセーラのことは気にくわなかったそうです。
セーラ視点だと、幼いが故のやりたい放題な自分の姿に色々と複雑なものがあったのでしょう。

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そして、さらに南下し、関東へとたどり着いたセーラは若き頃のみかにい――現代世界の黒崎神門を発見します。
ですが、その彼の周囲にいる人物を見たセーラは目を丸くします。
彼の傍らに立つのは九大英雄アレキサンダー。
そして、彼と何かを話しているは若き日の蝶ヶ崎博士。

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緑の世界のゼクス使い、青葉千歳とそのパートナーのホウライ、龍膽。
そして、彼女達と共に行動する八大龍王、優鉢羅。
彼女達は苦戦している信長軍を見捨てておけないと、彼らに助太刀します。

――ですが、暁十天達にとっては、彼女達の参戦もただ倒すべき敵が増えただけでした。

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ブレイバーの軍勢を見た瞬間、セーラの中で怒りが燃え上がりました。

「いつまでも妹に固執して馬鹿みたい!
 死んだ人間が生き返るわけないのに!
 みかにいを狂わせたブレイバーなんか!
 いなくなれ!!」

母の怒りに呼応するように、暁十天達の咆哮が北海道の大地を震わせます。

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赤の世界のブラックポイントが転移した先は北海道。
折しもこの頃、北海道は先にこの地を訪れていた赤の世界のブレイバー達、信長軍に制圧されていました。

そして、ちょうどこの頃、残りの暁十天と共にセーラもブラックポイントを抜けて現代世界に到着していました。

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暁十天を中心とするギガンティック達の妨害に、業を煮やした八大龍王のリーダー、和修吉は同じ八大龍王の一人であり、自身に従う徳叉迦に『儀式』を行うように指示。
その『儀式』の結果、赤と緑のブラックポイントの位置が入れ替わってしまい、暁十天達もそれに巻き込まれてしまいました。

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神門は妹の復活に失敗してしまったのだ、とセーラは推測していましたが、まさにその通りでした。
神門の妹の魂は英雄達のための器であるブレイバーの肉体に適合せず、焼失てしまったのです。
その危険性に気づいていた人物もいたのですが、妨害により彼女の警告は神門に届きませんでした。

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