(ユウがハンカチを取り出す)

うぅ…お〜うぇんしゃん…

お前もだオーウェン!
仲良くなってるんじゃない!

まあ待てって
別に悪気があるわけじゃないんだから

はい…
我々ハーモニーズは
興味を向けた対象には「調査」と「学習」を最優先してしまうのです
この街は、誘惑が多過ぎる…!

3 30

(荒い呼吸)

(フレデリカ・マーキュリーは、宮川について来た事を少し後悔していた)

ほら博士、急いで!
追い付かれちゃうよ!?

(荒い呼吸)
ぜひぃ…ハー…!ハー…!
フレデリカさん…私はもう…
どうか置いていって下さい…
一か八か話し合いを申し込んでみます…

--Gar!Keeerr!--

4 31

(乗っている「白麟角」は美味そうにクリームソーダを吸っている)

--シートにこぼさなで下さいよ--

分かってるって…

(それを目で追うオリジン)

シュワシュワ…ゴクリ…

どっち?ねえ…どっち?

あっちです!!

よっしゃぁ!
行くぞー!!

だ、大丈夫か…?

4 35

正確には当ラボの生体パラポーンミラーの技術を応用しています
一部を除き。内臓から生殖器に至るまで全て人体のそれを忠実に再現しています…
「確認」してみます?

(スーツを脱ぎ始める)

〜〜!?ば、馬鹿野郎!
し、しまえ!しまえ!

??
そうですか…

5 34

まぁ…大丈夫だろアイツなら
「何があっても」

--それもそうですね--

だろ?ワハハハ!

--HA!HA!HA!--

(その脇を3人組が通り過ぎる)

(ユウ・オーウェンとハーモニーズ・オリジンその後ろから不機嫌そうにヘーゼル・スクィークが続く)

つまり。話を整理するとだ…

4 30

(走りながら器用に端末を操作する)
(コール音)

レオン〜…!早く出ろ〜…!

(コール音)

エルちゃ〜ん…

(コール音)

い、イクシオン…?

(コール音)

誰も出ませんね…

ぬぐぐぐ…
アイツらぁ〜!!

(ディマイズが背後に迫る)

--Garrrrrrrr!!!!--

あ…!やば…

4 32

ははは…
お恥ずかしい…運動は苦手でして…

(既に満身創痍の宮川は、フレデリカに手を引かれながらヨタヨタと走っている)

やっばいなぁ…
そうだ…!助けを呼ぼう!

(携帯端末を取り出す)

はぁ…はぁ…
ど、どちらに?

FMAの社員達にさ!
僕のピンチには
光の速さで駆けつけるよ☆

4 29

(衝撃音)

うわっ!危な!?

ははは…彼は元気いっぱいですね…
はぁ…はぁ…

も〜何だよアイツ!
どっから入ってきたの!?

も、もしくは「誰か」がこの場に誘導をしたの…かもしれませんね…
ぜひぃ…ぜひぃ…

っていうかさ博士…
足遅くないッ!?
息切れ早すぎ!

4 31

コイツ…
「ディマイズ・ヘキサフェイズ」だよ…!
最近そこら中で暴れてる所属不明機

なるほど…
詳しいのですね、お友達ですか?

え?
全然違うよ☆

……

……

(ディマイズが2人に襲いかかる)

--Garrrrrrrrー!!!--

うわあぁぁー!!??

4 33

え…それだけ…?

--AArrrr…!--

(フレデリカが後ろを振り向く)

って…
なに!?さっきから!
うーうー、あーあーと五月蝿いなぁ!!
僕達今いいとこ…なん…え…?

おやおやおや?

(2人は目の前に突然現れた剛健そうな機体を見上げた)

4 31

なんだいアンタ達!この子の知り合いかい?

(店主が近く)

え…!?いや…俺は

マジかよぉ…

(結局ヘーゼル達は女が飲み食いした代金を支払い、3人で人混みから移動した)

はぁ…助かった…
どうもありがとうございました

(女は頭を下げる)

なあ…
誰なんだよこのお嬢ちゃんは?

7 34

ヘキサギア!ヘキサギア!ヘキサギア!
邪龍討伐SS書く!押し絵作る!
ランバージャック組みてぇ!
組み換え!組み換え!単キット組み換えェェェ!

2 23

調ベテきましたヨ…
被害に遭った街の人口

最初の街「トトー」は何人でしたか?

街っていうカ村デスケドネ、200人程度デス
それカラ〜「ライオリ」約1000人
「カカシノミヤ」約2300人
「ランバー」約1500人…
コレって…何の意味ガアルんデス?

(如月は頭を掻きながら首を傾げる)

3 38

現在デ
2184名がミッション登録を終えましタ

よしッ
したがって我等は、都市と霧の間に2000人規模の防衛線を作り、そこでハーモニーズを迎え撃つ

そしてその間、別働隊が霧の中に突入してオバードースを撃破する

作戦はこの二つを同時進行させる事になる

(テント内が騒つく)

5 35

そしてこの霧とハーモニーズは全体で「一つの生き物」の様な習性をもっている事も分かった。そうだなオダマキ

(オダマキが映像を切り替える)

はい
ベオウルフ隊との調査の結果
接近する人数が多ければ多いほど、ヤツらは大規模になる様です
特に霧の進行方向には過敏に反応をします

4 34

残念ながら…その通りだ
これを見てほしい

(ホログラムの映像が切り替わる)

今から120時間前
LAはブラックパンサー二個中隊での突入作戦を決行した

《こちらパンサーワンから全部隊へ》
《もう間も無く作戦領域に入る。総員気を引き締めろ》

(荒地を走る機体のカメラ映像は霧へと近く)

6 40

なぁTさん!
襲われた街はどうなったんだい?

(LAの懲罰部隊所属「ニーナ・ヘイズ」が声を荒げた)

誰もいなくなった…
老人から新生児まで全員が
「行方不明」だ
生存は絶望的だが…遺体も出ていない
完全なる無人化だ

なんだよ…それ…ッ

無事だったのは運良く街の外にいた者だけだ

6 39

事件発生の三週間前から、移動をしながら徐々に巨大化している
4つの人口密集地帯を通り過ぎた今の範囲は約20Km四方、高さ300mといったところか
このままのスピードだとおおよそ24時間後にエメラルドを飲み込むだろう…

(その場の全員が息をのむ)

6 39

《いや、動きは無い。やはりこの人数ではここまでだな》

そうね…回収班を回して頂戴
私達は一旦「大レギオー」に戻ります

《了解》

ねえ、それから
ハーモニーズってさ…

《…?どうかしたか》

いえ、なんでもない…
後で話す

(メアリーは無線を切ると、機体の残骸に近づく)

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