みずうみを喉を鳴らしてのみました塩らーめんのおいしい店で /岡野大嗣

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ノーメイク、セルフカットのきみだけど裏地のボアのにおいは女 /岡野大嗣

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ゆぶね、って名前の柴を飼っていたお風呂屋さんとゆぶねさよなら /岡野大嗣

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きみという葡萄畑の夕暮れにたった一人の農夫でいたい /岡野大嗣

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物心ついた頃には僕はもう僕だったそんなの聞いてなかった /岡野大嗣

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友達の遺品のメガネに付いていた指紋を癖で拭いてしまった /岡野大嗣

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二回目で気づく仕草のある映画みたいに一回目を生きたいよ /岡野大嗣

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祝日の午後の宙ぶらりんに来て無駄に綺麗に切る足の爪 /岡野大嗣

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ノーメイク、セルフカットのきみだけど裏地のボアのにおいは女 /岡野大嗣

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物心ついた頃には僕はもう僕だったそんなの聞いてなかった /岡野大嗣

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きみという葡萄畑の夕暮れにたった一人の農夫でいたい /岡野大嗣

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降りぎわに「じゃあ」と握った手のかたち合えば二人の「またね」は祈り /岡野大嗣

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ゆぶね、って名前の柴を飼っていたお風呂屋さんとゆぶねさよなら /岡野大嗣

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僕だけの秘密にしてる神様の誤植が僕のなかにあること /岡野大嗣

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祝日の午後の宙ぶらりんに来て無駄に綺麗に切る足の爪 /岡野大嗣

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さよならは少しずつした方がいい脱水症に気をつけながら /岡野大嗣

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えっ、七時なのにこんなに明るいの? うん、と七時が答えれば夏/岡野大嗣

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「どこか違う国へ行きたい」踊り場でウォータークーラー踏んで僕らは /岡野大嗣

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ポケットの硬貨2枚をネクターに変えて五月の風のなか飲む /岡野大嗣

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ポケットの硬貨2枚をネクターに変えて五月の風のなか飲む/岡野大嗣

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