キャラ紹介① 石斎(せきさい)
本作の主人公。
開祖四家の一、紫野ノ目の傍流に生まれた男。
母が主筋に近く、父はさほど力のある術士ではなかったが、徒花のごとく希有な血を開花させる。その代償であるかのように、彼の血を引く子はすべて死産となるか産褥で死ぬ母と命運を共にした。

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相関図
かつて加賀知の名で働いていた男は老いてのち、石斎と号して山奥に草庵を結ぶ。爾後、隠棲者として過ごす男のもとにあらわれたのが、運命の女・水無瀬。彼女に引き取らたのが鬼子・真人。決して触れあわぬ男と女、恋敵と知りつつ睦む老爺と幼子の関係は、石斎が死ぬまで続く。

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作品紹介③
かえるのもり創作の外伝からの更なるスピンオフ。
外伝では脇役だった石斎を主人公に描く、江戸末期から明治前期を舞台とした和風伝奇。
愛した女の悉くを死に至らしめてきた男が、今生最後に出逢った運命の女。
その女の故に死ぬと知りつつ身を投げる、烈火の如き恋物語。

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