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#きらりと9人目の姫君
[星降る夜]には選ばれた[星降りの巫女]が湖の平和を願い舞を踊る儀式があるようです。
しばらくして日も暮れてくると王様が一羽の白鳥を連れて現れました。
「やっほー[星降りの巫女]オデット姫だよ♪」
「ちょっと…なんでそんな呑気なの?彼女がまだ来てないのに」
#きらりと9人目の姫君
「あなたは、海の女神様!」
メイドさんが驚き声を上げます。
「人魚姫、あなたは声を聞かれてはいけない約束を破ってしまったのれすね?
しかし、それでも尚
大切な人を守ろうとする
その心に感動したのれす!
あなたなら海と人間達の架け橋に、きっとなれるハズれす!」
#きらりと9人目の姫君
きらり達が全力で地上から足止めをしますが…
サメの力は強く、ジリジリと執事さん達へと近づきます!
「私の大切な人達を傷つけるなら…
絶対許さないから!!」
メイドさんが叫ぶと同時に
なんと海が割れ、サメは遠くへ吹き飛ばされたのです!
「そこまでれすーっ!!!」
#きらりと9人目の姫君
「たすけてくれーっ!」
声の方へ行くと、執事さんがサメに襲われています!
「どうしよう!この辺の海にはサメなんていないハズなのに」
お嬢様ときらりが慌てていると…
「二人とも落ち着いて!私がなんとかする!」
覚悟を決めた表情でメイドさんが口を開いたのです。
#きらりと9人目の姫君
王子がベルに駆け寄ろうとした時です!
物凄い突風が吹き上げベルがテラスから落ちてしまいました。
ベルの悲鳴が響き渡ります。
「ベル!!」
ベルを助けようと王子も自ら飛び降りてしまったのです。
このままではベルと王子が
きらりは思わず目を覆ってしまいました。
#きらりと9人目の姫君
「ベル…君はどうして、そこまでしてボクの為に…」
ベルは言っていました。
王子は獣の姿になっても心は今も優しい王子のままだと
そんな王子を慕い、王子が人に心を開いてくれるのを信じているのだと
きらりは、そのことを王子に話します。
「ベルは…ボクを信じて…」
#きらりと9人目の姫君
きらりが目を覚ますと、どこかのお城の中の大きく開けた場所にいました。
「あなた誰!?」
声のした方を向くと女の子が驚いた顔で立っていました。
「我が名はベル、この城で数多の書を統制する者ぞ」
きらりも名乗ると、それとなく[夢のカケラ]の事を聞いてみました。
#きらりと9人目の姫君
魔女さんの願いに応えるように、光を放つ透明な破片が現れ…
なんと白雪姫が目を覚ましたのです!
「…私、寝ちゃってました?
あら?カワイイあなたはどちらさま?」
魔女さんは感極まって白雪姫に抱きつきました。
泣いていた小人さん達にも、たちまち笑顔が戻ります。
#きらりと9人目の姫君
「「白雪姫!目を開けて!」」
小人さん達もきらりも、白雪姫に呼びかけます。
「ボクは…あなたと友達になりたかったのに…
起きてください…
起きてボクにカワイイって言ってくださいよ!
白雪姫!!」
魔女さんの涙の雫が白雪姫の頬にこぼれ落ちました。
すると___。
#きらりと9人目の姫君
第一章【カワイイ魔女と白雪姫】
とある森の奥深く…
「鏡よ、鏡…この世界で一番カワイイのは…
ふふーん!もちろん、このボクに決まってますよね!
って、ちょっと!?
一体誰なんですか、このボクにも負けず劣らないカワイイ女の子は!?
…そうですか、白雪姫…。」
#きらりと9人目の姫君
そこには小さな妖精さんの姿がありました。
驚きつつも、きらりが自己紹介をすると
「きらりさん、というのですね!
私はこの世界とは違う[夢の世界]の住人なんです。
今、世界中が崩壊の危機に瀕していて…きらりさんにお願いがあるんです!」
と妖精さんは続けます。