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【アニメてにをは。魔女の宅急便~その12】
【300~3】高畑さんと宮崎さんのどっちが優れているかとか、そういう『優劣の話』ではなくて、単純に『資質の違い』として思います。
でもあえて宮崎さんのこのシーンを悪く言うなら、『ご都合主義』っぽいよな、とは思いますね。
【アニメてにをは。魔女の宅急便~その12】
【300】魔法が消えかけ/弱くなって、気持ちが沈み込んでいたキキのもとへウルスラが現れる。
ドラマ展開は見事ですが、こう『都合よく・救いの手がさしのべられる』のはあくまで『ドラマとしての効率性』なのは仕方ないですね。ファンタジーなんです。
【アニメてにをは。魔女の宅急便~その12】
【299】ウルスラがたずねてきて、もてなすキキ。そしてただのネコとして現れるジジ。
この3者の【芝居のつけ方】が本当に巧みですよね。
3者の、どの存在も、いっときとして【存在として・死んでいる】ときがない。
【アニメてにをは。魔女の宅急便~その12】
【298】道を尋ねつつキキの住まいへ向かうウルスラ。
ちょっとした説明的なシーンですけれど、ロケーションの切り取り方が抜群ですよね。
キキを見つけてトラック(という障害物)をよけつつ寄ってくる仕草とか、細かいところにまで配慮してますよね。
【アニメてにをは。魔女の宅急便~その12】
【296】傷心のキキ。新しいホウキの棒をけずる。
この削る動作もなにげなく【力の入れ具合の、作用と反作用】が活きていますね。
【アニメてにをは。魔女の宅急便~その12】
【291】ジジと恋人。
この脇筋を見せるのはいいとして、それを見せるためのこの構図が出来過ぎですよね。
これも【3層構造】を使用。
飛行船(奥)と屋根(手前)が重なることによって空間的に立体感が生まれ、中間にネコ二匹がちょこんと座ってる。
【アニメてにをは。魔女の宅急便~その12】
【286】斜面で転んでホウキを折ってしまうキキ。
『浮かんでいる』のに『飛べてない』と思ってしまう=『魔法』は決して『なくなっていない』、はずなのに、絶望的になってしまう。
【アニメてにをは。魔女の宅急便~その12】
【278】キキを真正面からとらえる、珍しい画角(ショット)。
『飛べてない』自分へのショックが、この角度で絶妙に伝わってきますね。
【アニメてにをは。魔女の宅急便~その12】
【277】ほんとうは、いまも、『少し』飛べているんですよね。
この画面の床に映っているキキの影が、なにより『浮かんでいる』ことを示しています。
でもキキにとっては『飛べてない』んですよね。
【アニメてにをは。魔女の宅急便~その12】
【276】ぼくも今回あらためて見直すまでは、『キキは飛べなくなっている』と思っていたんですね。
でも、『少し』飛べているんです。
『飛べなくなっている』=『飛べない』んじゃないんですね。
【アニメてにをは。魔女の宅急便~その12】
【275】この飛ぼうとする箇所、みなさんはどうご覧になっていましたか?
飛べなくなってる?
いや、少し飛んでいる。浮かんでいるんです。
【アニメてにをは。魔女の宅急便~その12】
【274】ジジがネコの反応・動作しかしないので、ようやくキキは、自分の魔法が効かなくなっているのではと気づき、飛ぼうしてみます。
この次の箇所がぼくはとても好きなのです。
【アニメてにをは。魔女の宅急便~その11】
【269】トンボを邪険にしたことを後悔しているキキ。
ジジはこのとき、もう普通のネコになっています。
物語の節目になるシーン。
この箇所の【意味的な・解釈】はさまざまにありますね。
【アニメてにをは。魔女の宅急便~その11】
【266】不良仲間に呼ばれて行ってしまうトンボを見ているキキ。
トンボに心を許したはずのキキの、また強情な面が、表情として端的に表現されていますね。眉の線の変化で見せてくれます。
【アニメてにをは・基礎講座~3層構造編】
【10】他にも症例はありますよ、ということで『となりのトトロ』。引っ越し先へトラックで向かう一家。
右の祠のあるやぶを『中間として・介して』、トラックが『奥から・手前へ』移動するのがわかりますか?
二郎のこの一連の動き。
入社したばかりの会社でさっそくアイデアが浮かび、図面に数字を記し、カバンから定規を出し、椅子に座り直し、図面にさらに書き込みをする。
これらの動作が滑らかに連なり、仕事に没頭するのがよく伝わる。
そしてそんな理屈を超えて伝わる作画の力。#アニメてにをは
【アニメてにをは。魔女の宅急便~その9】
【192】ジジがただ床を四つ足で歩いてるだけなのですが、『セルと背景が接し合う《ゼロ地点》としての/床と足裏』という新しい視点で見るとき、見事にパース・遠近と動作の傾斜がぴったり合致していて驚かされます。
【アニメてにをは( ゚Д゚)基礎講座その6~全セル】
【43】そしてこれ。これを見てもらいたくて『風立ちぬ』をとりあげました。まさにデジタルを経て確立された『全セル』表現です。汽車の影の煙や・土手の土埃など、デジタル処理されていますが、まぎれもなく『全セル』表現です。#アニメてにをは