有理沙「フォース〈グリザイユ〉の面々にも、色々と説明しなきゃねぇ」

アミクス〈それは私がやっておくから。ドクターは、早く彼女達に専用デヴァイザーを作ってあげて〉

有理沙「んむ?それじゃあ任せた」

アミクス〈アイ、マム。任されたわ〉

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有理沙「よし来た!話が早くて助かるよ~。では、データは好きに持っていってくれ」

「取り敢えず試作型を作って、彼女達に合わせた調整をして、そしたら使ってもらおう。おっと、名前考えとかないと」

アミクス〈(…何というか。ドクターって、間違いなく天才なのよね…)〉

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有理沙「うーん…うーむ……」

アミクス〈…閃きが出そうで出ない…って感じ?〉

有理沙「喉の奥あたりまで出掛かっているんだけどなぁ…電脳体の負担軽減…負荷の肩代わり…ん?」

有理沙が、煙を吹いているタカミネのメモリに視線を向ける。

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有理沙「〈イレギュライズ・キングダム事件〉といい、今回の件といい、旧運営絡みの厄ネタが多すぎないかい?」

「そのミカゲとやらの目的が何であれ、適当に選んだ一般市民に人体実験?控えめに言ってイカれてるよ…」

アミクス〈到底、許される事では無いわね〉

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有理沙「人機一体の電脳体か…やはり、これはプロフェッサーの方が専門だな」

アミクス〈…ちょっと失礼。…はい、分かりました〉

〈皆、今回の事件に関わったイレギュライザーの取り調べが進んだみたい。勇矢さんと通信回線を繋ぐわ〉

勇矢「(お取り込み中の所、申し訳ありません)」

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アミクス〈機材の準備をお願いします。ヤマトに戻ったら、すぐに診察を始めましょう〉

有理沙「応とも。さーて…データが謎を呼んでいる感じだが、どんな事になっているやら」

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有理沙「成る程、その辺の性質はオリジンに近しいか…。専用デバイサーがあれば、負荷はある程度軽減出来るだろうけど」

アミクス〈問題は、二人が如何にオリジンに近い性質を持っていても、イレギュライザーとしては別物という事よね〉

有理沙「うむ。既存のノウハウが何処まで通じるのか分からん」

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有理沙「ふむふむ…限度はある様だが、”アダプト”の能力は”オリジン”にも有効…と」

アミクス〈これで、まだ成長の余地が残されているかも知れないと考えると…何とも恐ろしい能力ね〉

〈タカミネ主任、そちらの方は?〉

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アミクス〈データ収集、開始〉

有理沙「おおー…!素晴らしい再現率じゃないかぁ…!」

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有理沙「ほほー…面白い物を持ってるじゃないかぁ…!」

アミクス〈目的を忘れないの。プロフェッサー・エニグマン、設定はお任せします〉

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有理沙「私は分析に専念しよう。ウィザードは私が、アミクスはガンナーを頼むよ」

アミクス〈アイ、マム。ゼーガペイン・フリスベルグ、〈エンタングル〉〉

〈いざという時は、私達で対応しましょうか〉

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有理沙「因子への順応性が恐ろしく高いって事かな。そうなると、イレギュライザーとして全くの新種という事になる」

「さしずめ、”イレギュライザー・アダプト”…と言った所か」

アミクス〈アダプト…適合、順応、改造…笑えない冗談ね〉

有理沙「私だってそう思うが、定義付けは必要だからね」

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アミクス〈お久し振りです、プロフェッサー・エニグマン。私達が居る医務室までのルートを転送します〉

〈他の参加者と患者は既に揃っていますので、早めに来て下さいね?〉

有理沙「(アミクスくんから、結構強烈な”圧”を感じる…!そう言えば、割とタイムスケジュールには厳しいんだっけか…)」

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有理沙「やっと来たかぁ…おーそーいーぞー?」

アミクス〈シホさん、ガイドビーコンを出します。表示に従って着艦を〉

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有理沙「…で?詳細な診察データを出したは良いが、エニグマン氏はまだかな…?」

アミクス〈来るとは言っていたのよね?〉

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有理沙「しっかり付いて来たまえよー?滅茶苦茶広いから、一度迷うと大変だぞー?」

アミクス〈この大きさは…確かに。迷った時の事は、想像したくないわね〉

〈…ドクター、一人で迷ったの?〉

有理沙「いや、流石に案内してもらったからね?」

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有理沙「ここは医療設備も十分な物が整っているからね。心配は一切無用さ、胸を張って断言出来るとも!」

アミクス〈そういう事だから、まずは安心して検査を受けてね〉

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有理沙「ふふん、私はただの医者ではない。電脳工学、電脳体医療、電脳構造体分析学を専門分野とする天才研究者なのだよ!」

「こういう肩書きがあるから、コネクションだって海のように広く深いのさ!」

アミクス〈はいはい、自慢話も程々に。…二人共初めまして。有理沙博士の助手、アミクスです〉

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有理沙「いやぁ、皆良いリアクションをしてくれるね。凄いもんだろう?」

アミクス〈確かに凄いとは思うけど、今回私を連れて来た理由は?〉

有理沙「デヴァイザー開発補助の経験が一番豊富だからさ。それに…あの二人と似た境遇をしている優奈くんとの付き合いも長いしね」

アミクス〈成る程ね…〉

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勇奈「うーん…従来のイレギュライズメモリとは色々と違うけど、どうなんだろうね?」

優奈「”適合者”以外の人がメモリを起動する事は出来ないけど、無理矢理使おうとしたらセーフティは働くかも」

アミクス〈実物を分析するならともかく、今回はデータを分析するだけ。余程の事が無ければ大丈夫よ〉

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