トマス・ローランドソン(Thomas Rowlandson)による「英国の死の舞踏」(1815年)。イギリスの風刺画家で、幼い頃に父が事業に失敗して破産し、青年期には叔母から相続した大金で放蕩生活を送り、金に困ってユーモラスな風刺画を描き始めました。書肆ゲンシシャでは死にまつわる画集を扱っています。

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「奇想の野菜」(1910年頃)。コラージュによって、あたかも巨大な野菜が穫れているかのような、幻想的な絵葉書が制作されました。マックス・エルンストが現れるより以前に早くもポストカードとしてコラージュ作品が流通し、人々を楽しませていました。書肆ゲンシシャでは奇想の絵葉書を扱っています。

61 294

エンリケ・シモネ(Enrique Simonet)(1866~1927)による「心臓解剖」(1890年)。スペインの画家。解剖学者が、死んだ若い女性の心臓を取り出し、眺める姿を描き出しています。細部に至るまで描写されています。もともと聖職者で画家になりました。書肆ゲンシシャでは解剖学の画集を扱っています。

168 1078

フランク・ディックシー(Frank Dicksee)による「美しいが無慈悲な乙女」。ジョン・キーツの詩をもとにしており、美しい女性が目や歌声で騎士を誘惑し、洞窟の中で一夜を共にしたものの、夢の中で青ざめた人々が現れ、虜にされたと悲鳴をあげます。書肆ゲンシシャでは幻想絵画の画集を扱っています。

181 753

アルフォンス・ミュシャ(Alphonse Mucha)による「月」(1902年)。星と月をモチーフにした連作の中の一枚で、三日月に照らされた月を象徴する女性が口元に手を当てながら魅惑的な視線を鑑賞者に向けています。神秘的で象徴的な作品です。書肆ゲンシシャでは彼の画集を扱っています。

156 740

「福ノ神」。本名を山城源三郎といい、頭が大きく背が低い奇形の人物で、福をもたらす者として活動していました。福助人形もそのモデルは佐太郎といって身長二尺足らずの大頭の身体障害者だった、不具助をもじって福助になったという説があります。書肆ゲンシシャでは見世物の絵葉書を扱っています。

183 838

グレッグ・ゴーマン(Greg Gorman)による作品。アメリカの写真家で、ゲイであることをカミングアウトしており、同性のパートナーと暮らしています。ハリウッドの俳優たちを撮影する一方で、艶めかしい男性のヌードを捉え、発表しています。書肆ゲンシシャでは彼の写真集を扱っています。

122 496

ニコラ・サモリ(Nicola Samori)による作品。イタリアの画家。ミケランジェロを崇拝し、ルネサンス期の絵画と同じ手法で描きながら、新しい表現方法を模索しています。死や、性に対する恐怖に駆られ、絶望を制作の原動力に、不安や歪みを表現しています。書肆ゲンシシャでは彼の画集を扱っています。

297 1370

ジャン=バティスト・マルク・ブージュリー(Jean-Baptiste Marc Bourgery)(1797〜1849)による作品。フランスの医師、解剖学者。死に至るまで解剖図の制作に取り組み、成人から新生児までのリトグラフが含まれる解剖学書を出版しました。書肆ゲンシシャでは解剖学の画集を扱っています。

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アドルフ・ヒレミ=ヒルシュル(Adolf Hirémy-Hirschl)(1860~1933)による「アケローン河の御霊」(1898年)。アケローン川は「嘆きの川」「苦悩の川」とも呼ばれ、死者の魂を冥府の神へと渡す地下世界の川ステュクスの支流と信じられていました。書肆ゲンシシャでは西洋絵画の画集を扱っています。

119 530

ヴォルフガング・パーレン(Wolfgang Paalen)(1905~1959)による作品。シュルレアリスムの画家で、蝋燭の炎を使う絵画の新技法「フュマージュ」を考案しました。フリーダ・カーロに招かれメキシコに亡命しました。最期は拳銃により自殺しました。書肆ゲンシシャでは彼の画集を扱っています。

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「歌う瞽女」(1912年)。瞽女(ごぜ)は「盲御前」という敬称に由来する日本の女性の盲人芸能者で、三味線を弾いて唄う旅芸人として活動し、時に売春を行うこともありました。エリザ・シドモア(Eliza Ruhamah Scidmore)により撮影された写真です。書肆ゲンシシャでは手彩色の写真集を扱っています。

99 397

シシリー・メアリー・バーカー(Cicely Mary Barker)(1895~1973)による「冬の花の妖精」。イギリスの挿絵画家で、背中に蝶や蜻蛉の翅を付けた「花の妖精」たちを描き続けました。ラファエル前派の影響を受けながら、花を子供として描き出しています。書肆ゲンシシャでは彼女の画集を扱っています。

76 290

高畠華宵による作品。大正から昭和初期にかけて活躍し、ビアズリーから影響を受けたとされ、モダンな美少年、美少女の絵を描きました。縁談を勧められたときには「私には絵の中の女たちがいますから」と答えました。漫画家の丸尾末広も影響を受けています。書肆ゲンシシャでは彼の画集を扱っています。

95 406

アーサー・ラッカム(Arthur Rackham)による作品。イギリスの挿絵画家で、「愛すべき魔術師」とも称され、妖精やゴブリンを描き出しました。『不思議の国のアリス』の挿絵も手がけ、おどろおどろしくも見える描写により、魔力で子どもたちを魅了しました。書肆ゲンシシャでは彼の画集を扱っています。

68 280

岩田専太郎による「明るい四月」。昭和の挿絵の第一人者として知られ、雑誌や書籍の表紙や挿絵に、数多くの美人画を描きました。江戸川乱歩や松本清張の挿絵を描き、山中貞雄などによる映画の美術考証を手がけたことでも知られています。書肆ゲンシシャでは美人画を扱っています。

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じゃーん🌷✌️別府のdopeがここに集結❗️書肆ゲンシシャ、トントントンツーツーという別府のディープな店の主人と写真家のイノウエタクヤが別府市内のディープスポットをまとめたパンフレットです。(ゲンシシャ藤井さん引用)わたしは、今回イラスト担当させて頂きました🍑別府各所でげっとだよ🌿

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「夫婦決闘(Marital duels)」。15世紀の中世のドイツで行われていた決闘で、目撃者がいない場合などに、夫が穴に入った状態で始められ、互いに武器を持ち、妻を穴の中に引きずり込めば夫の勝ち、夫を穴から引きずり出せば妻の勝ちとされました。書肆ゲンシシャでは刑罰の資料を扱っています。

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ギュスターヴ・アドルフ・モッサ(Gustav-Adolf Mossa)による「盲目」(1907年)。象徴主義の画家が、盲目の男性の狂気を描き出しています。膝の上には本の上に横たわる女性が描かれています。ボードレールなどから影響を受け、怪奇と退廃を表現しました。書肆ゲンシシャでは彼の画集を扱っています。

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フォルトゥーニオ・リチェッティ(Fortunio Liceti)による「怪物」(1665年)。イタリアの医学者、哲学者で、奇形の人々や動物、自然の驚異を描き出しました。彼はフリークスを否定的に捉えることはせず、自然と芸術の融合とみなしていました。書肆ゲンシシャではフリークスの作品集を扱っています。

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