き「切子灯籠の化物」
お盆で用いられる特殊な造りの吊り灯篭を切子灯篭といい、かの十返舎一九と勝川春英が妖怪世界の年中行事を描いた『妖怪一年草』では、精神論でも何でもなく本当に化けて出て「帰ってくる」祖霊に料理を振る舞う切子灯篭の化物が登場する。


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か「桂男」
中国の神話でいう月の住人。美男を指す慣用句でもある。日本では『絵本百物語』等の情報から月をずっと眺めていると(月面に?)現れ、手招きし、見る者の寿命を縮めるバグみたいな能力を備えた妖怪として知られる。
絵面的に相当な巨体の可能性が有る。


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え「えびぞう」
辻一輝作『化物集』に見られる珍妖。象の頭とエビ(寿司)の躰を有し、キメラだらけの空想アニマル界隈でも一際異彩を放つ。様々な姿に化けられ、市川に住んでいる。つまりそういう事である。アイディア勝ち

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う「海禿」
佐渡島の両津港近辺ではアシカが海禿の名で妖怪視され、よく人を騙したという。人魚や海坊主のモチーフを海獣に求める説は屡々見られるが、海獣そのものが化ける、化かすパターンは珍しいかも知れない。

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あ「アマビエ」
肥後国の海に現れ、予言を残したと瓦版に記される妖怪。「疫病が流行ったら私の写し絵を人々に見せよ」との発言からコロナ騒動の折、疫病退散に御利益有りと担がれセンセーションを巻き起こした。2020年上半期最ブレイクお化け。鬼太郎5期準レギュラーでもある

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だいだらぼっち、七人ミサキ

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センシティブ南方妖怪

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こ「蠱毒大佐」
民俗国は談義堂にて主に伝承妖怪を蒐集されている方。最近はVtuber活動が盛ん。Twitterも有るよ。蠱毒祭は一週間前に終了しました(8/22)。

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き「キュウモウ狸」
宣教師と共に渡来した世にも珍しい南蛮の?化け狸。備前加茂の廃坑に居を構え多彩な術で人々を惑わした。後に魔法様と呼ばれ、火伏せと牛馬守護の御利益で信仰を集める。

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