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竹内栖鳳《憩える車》(山種美術館)。回転の止まった古い水車に胸に嘴をうずめて休むような仕草をみせる五位鷺。写生では同種な仕草をする五位鷺が何度も描きとめられ、栖鳳がこのポーズにこだわりをもっていたことがわかります。(山崎)
竹内栖鳳《鴨雛》(山種美術館)。幼い鴨が餌をついばむ姿を描いた作品。ふわふわとした羽のやわらかさまで見事に表現しています。3羽とも微妙にポーズに変化をつけている点にもご注目。徹底した観察と写生の成果がうかがえます。(山崎)
速水御舟《埃及土人ノ灌漑》《埃及所見》(山種美術館)。1930年の渡欧時、御舟はイタリア、ギリシャ、フランスなどの他、ナイル河氾濫期のエジプトにも訪れました。ここでは人々の暮らしや風俗に特に関心を持ったようです。(山崎)
柴田是真《墨林筆哥》(山種美術館)。是真は、板や紙に彩漆(いろうるし)で絵を描く独自の漆絵を考案した蒔絵師で絵師。漆で描かれた本作品は、琵琶を弾く蛙と、熱心に演奏に聴き入る蛙たちの姿が微笑ましいですね。(山崎)