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動物画、とくに猿を描かせたら右に出るものはないといわれた森狙仙の甥・森徹山の《兎図》(#山種美術館)。
耳を立ててこちらを向いている白黒の兎と、赤い眼が印象的な白兎。
口まわりのひげの表現や、今にも動き出しそうなリアルさにご注目🐰(山崎)#浮世絵江戸絵画展
小茂田青樹《春雨》(#山種美術館)。雨に濡れる海棠[カイドウ]が風情ある一幅。みずみずしい花びらの色彩と絵具の滲みを活かして表現される雨の情景は、しっとりとした春の雨を見事に表現しています。(山崎) #百花繚乱
小茂田青樹《水仙》(#山種美術館)。雪中花とも呼ばれる冬の花、水仙。西洋文学ではギリシャ神話にも登場し、最も古い歴史を持つ花の一つです。陰影を使った妖しい雰囲気は、大正期の洋画や日本画で流行した特徴なんですよ。(山崎)#百花繚乱展
速水御舟《椿ノ花》(#山種美術館)。
画面を横切る枝、一定の線上に位置する反り返った葉など、丹念に練られた構図です。
花びらの柔らかさと椿独特の葉の硬さの描き分けも見事。
目黒の自宅の庭の八重椿を描いたそうですよ。(山崎)#百花繚乱展
小林古径《蓮》(#山種美術館)。線を塗り残しながら彩色する堀塗りという技法で葉を、花びらの輪郭はピンク色の線で描いています。花弁の立体感と柔らかな質感が見事に表現され、面と線それぞれの特徴を取り入れた古径らしい作品です。(山崎)
釣り人を描いた川合玉堂《魚釣り》と《釣り帰り》(いずれも #山種美術館)。
網を持ち、釣りをする少年の姿は長良川のほとりで育った玉堂自身の姿にも重なるかのよう。
川とともに生涯を過ごした玉堂らしい作品ですね。(山崎)#川合玉堂展
川合玉堂《氷上(スケート)》(#山種美術館)。日本フィギュアスケート界の草分け的存在、稲田悦子選手をモデルに、リンクを軽やかに舞う女性を描いています。玉堂は、信州・諏訪湖にスケートを見に行き、リンクで一人長靴を履いて写生していたそうですよ。(山崎)#川合玉堂展
橋本関雪《霜の朝》(#山種美術館)。霜が降りるほど冷えた朝、リスが岩に出てきた瞬間を描いた作品。リスのふわふわとした毛並や、表情、手足の表現など細部にもご注目(山﨑)#アニマル展
【今週は鳥週間🐦】
3羽の鴨雛が餌を食べ終え、満足そうな表情と姿勢でいるところを見事に捉えた竹内栖鳳《鴨雛》(#山種美術館)。
ふわふわした羽毛の表現や、くつろいだ様子のポーズが可愛らしい作品です。(山崎)#アニマル展
速水御舟《牡丹花(墨牡丹)》(山種美術館)。淡い白と薄墨で葉を、墨の濃淡で花弁を表現した作品。花弁はにじみ止めに用いる礬水(どうさ)を部分的に引かず、自然な墨を活かしたもの。日本画の画材の特徴を熟知した御舟の技が光る作品。(山崎)
土田麦僊《芥子図》(山種美術館)。芥子の花言葉は、「慰め」「忘却」など。つぼみから開花、散った後の花芯まで、野に咲く芥子の変遷する姿を描いた作品。麦僊はこの題材を好んで、各地で芥子の写生を行い、自宅で栽培もしたそうですよ。(山崎)
5月8日から場面替えをした小茂田青樹《四季草花画巻》(山種美術館)。全体でなんと約11mの本画巻には花だけでなく、愛らしい鳥、昆虫などの生き物も描かれています(展示は部分)。会場でぜひ探してみてくださいね。(山崎)
#ExploreMW #探検ミュージアムウィーク #ミュージアムウィーク #MuseumWeek
小堀鞆音《那須宗隆射扇図》(山種美術館)。屋島の戦いで、源氏方の那須与一が、平家方が掲げた扇を見事に射落とした『平家物語』の有名な場面。教科書で目にしたことがある方も多いかもしれません。躍動感のある波しぶきにもご注目。(山崎)
2頭の牛が角を突きあわせる様子を描いた、小林古径《牛》(山種美術館)。線描を強調し、墨だけでなく胡粉も用いることで、黒牛を立体的に表現する工夫がみられます。2頭の白眼の端には金泥が入れられているんですよ。(山崎)
川端龍子 《鳴門》 (山種美術館)。渦潮の迫力が大画面で迫ってくるこの作品、実は龍子は阿波の鳴門を見ておらず、神奈川県江ノ浦の写生を元に、鳴門をイメージしたそうです。約3.6kgも使われた群青の鮮やかな色彩にもご注目。(山崎)
小堀鞆音《那須宗隆射扇図》(山種美術館)。源氏方の那須与一が平家方が掲げた扇を見事射落し、両軍の喝采をあびたという屋島の戦いの有名な場面を描いた作品。人物を手前に大きく配し、躍動感あふれる画面に仕上げています。(山崎)