174
「この後、数分くらいで自動的に
荒野も私が変えた人々の姿も、全部
自然と元に戻るから、安心してね☆
じゃ~にぃ~🎵」

そう言い残して、聖女帝は
自分の頭上に、大きな赤い輪っかを出現させ
その中へ吸い込まれていき
最後に、わっかごと消え去った。

※明日に続く

1 6

173
ヒャッハー隊は爆走し城の中へ戻って行った。

リリ
「妖精を人質に取られたせいで
聖女帝の部下になってたんだ😅」

エミィ
「流石は本職・妖精調査保護団体😓」

カイン
「ニーハオ爺さんが森の生き物避難させたそうだが
やはり”漏れ”があったんだろうな🤔」

※続く

0 4

172
聖女帝
「奥の間の妖精達は
檻を壊すなりなんなりして勝手に解放しといて☆
人質居なくなるからこれで貴方達も自由🎵」

ヒャッハー隊
「やった!!これで我々は”本職”に戻れる!!
あばよツートン髪小娘、二度と戻って来んな!
妖精ちゃんたちを解放に行くぞ~!!」
※続く

0 3

171
ヒャッハー隊
「せ、聖女帝様!?そんなにいきなり易々と!?
しかも後始末押し付けぇ!?😱」

聖女帝
「どうせ憂さ晴らしだったんだから、いーの🎵
貴方達を部下にさせたお礼に
一般民に暴れ放題好き放題させてあげたんだから
これ以上何もしてあげる必要も無いし」
※続く

0 2

170
カインは思った。
”花を用意出来たのは
純粋な人類の偉業達成じゃなくて、
バケモン博士のお陰って事は絶対黙っておこう”と。

聖女帝
「というわけで私は、この時代を去るわ♥
ヒャッハー隊の皆さん今までご苦労様✩
後始末は任せるわね、バイバ~イ🎵」

※明日に続く

0 3

169
聖女帝
「グルクリッヒの花って普通、夏の深い森や山奥で
稀にしか咲かないのよ?
そんな花をこの時期この短時間で用意するなんて
何やったの!?凄過ぎるわ!!(ノ・ω・)ノ
人類の偉業達成&良い物貢いでくれたお礼に
貴方達のお願い聞いてあげちゃう!!\(^o^)/」

※続く

0 3

168
カイン達
「へ?」

聖女帝
「グルクリッヒの花効果は効かないけど
”支配をやめる気になったから交渉の必要は無い”
って言いたいんだけど~?」

リリ&エミィ
「だったら紛らわしい言い方しないでよ!!😡」

カイン
「なら尚更!
急に何故やめる気になった?」
※続く

0 4

167
カイン
「もぉ~頭に来た!!
俺はあの🐼の”聖女帝は倒せない”って言葉を
鵜吞みにしただけだ!
やるだけやってみる前に諦めるなんて
そもそも俺のやり方じゃねぇ!!
おう聖女帝!! 女だからって
もう手加減はせ……😡」

聖女帝
「何、早とちってるの?😮」

※明日に続く

0 3

166
聖女帝
「実体化と霊体化を自在に行える以上
私はカオサーに近いんだから花の力は無効よん🎵
発案者はカインだっけ?
そんな低能でよく探偵出来るわね~🤣」

カイン
「全部お見通し…って、
やかましい!!苦し紛れでも
このくらいしか他に手が無かろうが!!😡」

※続く

1 3

165
カイン
「嫌って……もう機嫌直ったろ?
さあ、今度こそ悪さはやめてーーー」

聖女帝
「さっきの鬼ごっこで気づかなかった?
お馬鹿さん!🤣
私が人間と同じ感覚を持っていても
何もかも人間と同じ効き目があるとは
限らないのよ~ん!😜」

カイン達
「!?」

※続く

0 2

164
エミィ
「まあいいわ!
そっちから出て来てくれたなら話が早い!😏」

リリ
「聖女帝、ほら見て!
グルクリッヒの花だよ~!!💐ヽ(^▽^*)」

聖女帝
「まあ綺麗~!🥰」

カイン
「これはお前にやるから、
和平交渉再開させて貰うぜ!😀」

聖女帝
「嫌~よ❤」

※続く

0 2

163
カイン達が聖女帝T字城へ掛け戻ると
門前で望遠鏡を持った聖女帝と遭遇!

聖女帝
「面白かったわ☆
この時代では激レアな巨大カオサーとの
鬼ごっこ~!😆」

カイン
「暢気に見物してやがったのかよ!!
あんなの湧いて出たのはテメェのせいだぞ!!😡」

※月曜日に続く

0 6

162
カイン
「……やべ!へばってる場合じゃねえ!
エミィ、時刻!?」

魔法懐中時計を見ると
新年まであと20分を切っていた!

リリ&エミィ
「早くT字城へ!!😱」

「よし行くぞ!…っと、お前もお疲れ!😌」
と言って、カインは
胡瓜に戻った精霊馬を拾い上げた。

※続く

0 3

161
カイン
「先祖は…気功術で得体の知れん魔物も退治
してたって、親父から聞かされた事があって……
潜在能力を引き出す秘孔を…突かれた今なら、
カオサーも…って……
追っ払っただけかもしんねぇがな……」

リリ
「何にせよ、花束を守れたのは確かだよ!😄」

※続く

0 3

160
「……はぁ……はぁ……
や…やった……のか………?😩」

カインは、夜の荒野で大の字を書いていた。

エミィ
「やったのか?じゃないわよ、無責任な💧
カオサー倒す手段があるって言ったのは
カインさんでしょ!😓」

リリ
「そう!私達、勝ったんだよ!!😆」

※続く

0 3

159
カイン
「氣合は勝利の父!根性は奇跡の母!
よってぇ!! 氣合と根性は全てを制すゥゥゥァッッ!!!」

カインは巨大カオサーの鼻にめり込ませた拳から
更に強力なオーラを送り込む!

「ぎゃあああぁぁぁぁッッ!!!!!」

カオサーは、眩い光に溶けていった。

※明日に続く

0 4

158
「ば、馬鹿なぁっ!? ただの人間が
星の子系でも無ければ
精神体狩り武器エレメント・バスターでも無い
第三の”我等を滅ぼす力”を放つなど……ッ!?」

巨大カオサーは、カインの拳からオーラが
全身に浸透し苦しみ藻掻く。

カイン
「サルザ家を舐めんなよ!!」

※続く

0 5

156
「りろんりろん……(|||;@□@)」
と、風魔法結界から解放された
巨大カオサーは完全に目を回していた。

リリ
「カオサーも目を回すんだ~!😳」

エミィ
「人間ならとっくに気絶してる魔法で
起きてるんだからやはり侮れない🤨
カインさん、もういい!?」

※明日に続く

0 2

155
エミィ
「タービュレンス・インフェルノ!!」

リリが気を引かせている間に呪文を詠唱していた
エミィの大技魔法が発動!
巨大カオサーを球体上の結界に閉じ込め
その中で風魔法を起こし、容赦なく高速で搔き回す!

巨大カオサー
「をををををおおおぉぉっ!!?」

※続く

0 4

154
リリは上着で覆った花束をチラ見せし
「憎きグルクリッヒの花はここだよ!」
と言って、走り出す。
巨大カオサーは黒紫の稲妻を乱射しながら
3本の腕の鋭い爪を振り回し、追いかけ始める。
戦意が戻ったリリは、本来は身のこなしも良く
猛攻を躱しながら走る。

※続く

0 3