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●翌日(大晦日)~

カイン
「これ以上暴れると足腰立たなくして
警備兵に突き出すぞ!
年の終わりに、豚箱に入れられて
自由も終わるのは嫌だろ!?
今度だけ見逃してやるから、
二度と人を襲うんじゃねぇぞ!!」

悪漢共
「す、すみませんでした~っ!!😱😭」

※続く

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エレメス
「レンドンが隠していた物が”自分の描いた絵”と
解ってスッキリしたわ😌
これ、私が知ってる中では一番高級なキャンディ
なんだから、報酬は弾んでるのよ!」

カイン
「本当は他人の秘密暴きなんて
見上げた事じゃない😒
こんな依頼これっきりだぞ!」
※続く

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エレメス
「カイン~!はい、誕生日プレゼント兼
この間の依頼料!(っ’-‘)╮ =͟͟͞͞ 🍬ブォン」

カイン
「何て横着な奴だ=͟͟͞͞ Σ🍬ヽ(-_-;)キャッチ
アシ邸に申し込むよりも安価で
どんな小さな問題でも引き受けるのが
カイン探偵事務所の決まりとは言え……」
※続く

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幼児の母
「多分貴方を”夢で見た人”だと
勘違いしてるんだわ!
リアリエ!初めて会う人を驚かしちゃ駄目でしょ!」

カイン
「あ…いえ、お気になさらず!😅」

リアリエと呼ばれた幼児はどうしても
野菜を渡したいと泣き出したのでカインは
受け取る事にした。
※続く

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208
すると、幼児の母親がやって来た。

「いきなりごめんなさいね💦
ウチの娘、数日前”自分が大きくなって
救世主様と冒険した夢を見た”って言うんですよ!
それから胡瓜と茄が欲しいって言って聞かないから
親戚の魔法温室菜園か貰って来た野菜を離さないし……」

※続く

1 5

192
「レンドンの絵は
恥ずかしいから見ちゃダメなんだって~っ!!😖」
と、フズィオネが棚の前を飛び回る。

「これで”エレメスからの依頼”は完遂か……😓」
と、カインが確信した、その時

ひんめるが、壁に設置された
”非常ベル”と書かれたボタンを押した!

※明日に続く

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190
フズィオネ
「”しんにゅうしゃ”だぁ~ッ!!😣」

ひんめる
「もわぅ!(=゜□゜)」

「お、落ち着け!俺だ、カインだ!!
怪しい者じゃな~い!!😱」

一斉に騒ぎ出す眼鏡のオトモ達だったが
カインの一声でピタリと静まった。
その時カインは、ある物に目がとまる。
※続く

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189
カインが視線を感じて振り返るとーーー

フズィオネ
「……( ゚д゚)」

ひんめる
「……(=゜□゜)」

カイン
「………え??(゚Д゚;;)」

カインが足元を見ると
蓋が外れた眼鏡ケースが落ちていた。そして覚った。
ここは、現在のバケモン眼鏡の部屋なのだと。
※続く

1 3

179
リリ
「で、T字城の崩壊が”荒野結界を消すスイッチ”
だったんだね!!(≧∇≦)ノシ」

ヒャッハー隊
「やった~!! 
アンジェレイトは解放されたぞ~っ!!\(^o^)/」

エミィ
「こいつら聖女帝に力や武器を授かって
ノリノリで暴れてたくせに、どの面下げて……」

※続く

0 4

177
聖女帝T字城が倒壊すると地震はおさまった。

エミィ
「この地震……聖女帝の仕掛けだったのかも。
妖精の檻の扉が発動スイッチとかで」

カイン
「つまり、人工地震かい!?……という事は
聖女帝の奴、そう長くしない内に
この時代を去るつもりだったのかもな」

※続く

0 4

176
崩れ落ちていくT字城から、
ヒャッハー隊と数人の妖精ブジルフロー族が
飛び出して来た。

カイン
「何とか間に合ったか!良かったぜ!ε-(´∀`*)ホッ」

ヒャッハー隊
「妖精が閉じ込められてる檻をこじ開けた途端
大地震が起きるなんて誰が知るか!!😱」
※明日に続く

0 5

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カイン達は「やれ、あのイカレ娘
やっと去りおったか」と安堵したのも束の間
突如、大きな地震が起きた!
聖女帝T字城は、あの形状の関係wから
一気に崩れ始める!

カイン
「まさに”地震が来たらイッパツ”!?」

リリ
「中にはまだ、ヒャッハーさん達が!?😱」
※続く

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「この後、数分くらいで自動的に
荒野も私が変えた人々の姿も、全部
自然と元に戻るから、安心してね☆
じゃ~にぃ~🎵」

そう言い残して、聖女帝は
自分の頭上に、大きな赤い輪っかを出現させ
その中へ吸い込まれていき
最後に、わっかごと消え去った。

※明日に続く

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173
ヒャッハー隊は爆走し城の中へ戻って行った。

リリ
「妖精を人質に取られたせいで
聖女帝の部下になってたんだ😅」

エミィ
「流石は本職・妖精調査保護団体😓」

カイン
「ニーハオ爺さんが森の生き物避難させたそうだが
やはり”漏れ”があったんだろうな🤔」

※続く

0 4

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聖女帝
「奥の間の妖精達は
檻を壊すなりなんなりして勝手に解放しといて☆
人質居なくなるからこれで貴方達も自由🎵」

ヒャッハー隊
「やった!!これで我々は”本職”に戻れる!!
あばよツートン髪小娘、二度と戻って来んな!
妖精ちゃんたちを解放に行くぞ~!!」
※続く

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ヒャッハー隊
「せ、聖女帝様!?そんなにいきなり易々と!?
しかも後始末押し付けぇ!?😱」

聖女帝
「どうせ憂さ晴らしだったんだから、いーの🎵
貴方達を部下にさせたお礼に
一般民に暴れ放題好き放題させてあげたんだから
これ以上何もしてあげる必要も無いし」
※続く

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170
カインは思った。
”花を用意出来たのは
純粋な人類の偉業達成じゃなくて、
バケモン博士のお陰って事は絶対黙っておこう”と。

聖女帝
「というわけで私は、この時代を去るわ♥
ヒャッハー隊の皆さん今までご苦労様✩
後始末は任せるわね、バイバ~イ🎵」

※明日に続く

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聖女帝
「グルクリッヒの花って普通、夏の深い森や山奥で
稀にしか咲かないのよ?
そんな花をこの時期この短時間で用意するなんて
何やったの!?凄過ぎるわ!!(ノ・ω・)ノ
人類の偉業達成&良い物貢いでくれたお礼に
貴方達のお願い聞いてあげちゃう!!\(^o^)/」

※続く

0 3

168
カイン達
「へ?」

聖女帝
「グルクリッヒの花効果は効かないけど
”支配をやめる気になったから交渉の必要は無い”
って言いたいんだけど~?」

リリ&エミィ
「だったら紛らわしい言い方しないでよ!!😡」

カイン
「なら尚更!
急に何故やめる気になった?」
※続く

0 4

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カイン
「もぉ~頭に来た!!
俺はあの🐼の”聖女帝は倒せない”って言葉を
鵜吞みにしただけだ!
やるだけやってみる前に諦めるなんて
そもそも俺のやり方じゃねぇ!!
おう聖女帝!! 女だからって
もう手加減はせ……😡」

聖女帝
「何、早とちってるの?😮」

※明日に続く

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