【具乱怒物乃怪(ぐらんどもののけ)】
様々な物の怪が一体になった怪物で、体長は10mにもなる。とても素早く突然現れては家畜をさらって食べてしまうが、用のないときには人前に姿を現さずに山奥の住処でおとなしくしている。東北のある地方に住んでいるといわれる。

67 80

【えびぞう】
象の頭と海老の寿司の体を持った妖怪。市川に住むという。

12 18

【苦桃太郎】
桃太郎に宝物を取られた後の鬼ヶ島で、川に流れてきた苦桃を割ると出てきた鬼の目にも恐ろしいという強力な鬼。桃太郎を倒す為に、毒龍、大ヒヒ、狼をお供に日本へ向かう。

11 11

【寿】
十二支の動物の特徴を併せ持っためでたい妖怪。疫病が流行るときにこの獣を写した絵を持っていると、災難から逃れられるという。

37 44

【疳積の虫】
勝手気ままに生きる人々に憑りつく妖怪。この妖怪に憑かれると身を滅ぼすという。疳積とは、消化不良を伴う慢性的な栄養障害のことを言う。

4 4

【睡魔】
憑りつかれると眠くなってしまう妖怪。

7 9

【ワシツカミ】
ワシのような頭を持った人型の妖怪。何かをつかんでいるが、特に鷲掴みにしているわけでもない。

3 4

【タンタンタンコロリン】
古い木の化けた大入道の妖怪。宮城県仙台地方に出没した。

8 7

【ぬかるみひのまる】
火の玉の妖怪。たぶんぬかるんでいる。

7 5

【銭だるま】
鯰の恰好をしただるまの妖怪。顔のパーツが貨幣でできている。壁が崩れたところから出てくることがあるという。

4 9

【人面】
詳細不明。大量に存在し、人と同じような文明を持っている。特徴的でのほほんとした顔をしている。

6 9

【覘坊(のぞきぼう)】
詳細不明。本を読んでいると後ろからのぞき込んでくるだけの無害な妖怪にも見えるが、実際には、富んでいる人間に目星を付けて災いをもたらす妖怪だとも言われる。

6 7

【善玉・悪玉】
善玉は良い魂、悪玉は悪い魂を象徴する妖怪。善玉が勝っていると人は善人になるが、悪玉が勝つと悪人になる。

5 6

【人魂さそり(じんこんー)】
人魂とさそりが合体した妖怪だろう。

5 5

【でたよ】
詳細不明。突然出てきて人を驚かす妖怪だろう。

11 14

【てい】
どこからともなく現れる巨大な二本の腕の妖怪。人を「てい」と投げ飛ばすのだろう。

4 8

【右も左も(どうもこうも)】
詳細不明。通常のどうもこうもは顔が緑色だが、『右も左も』と呼ばれるどうもこうもは顔が赤色と青色に分かれている。

22 25

【陶子(とくりご)】
目鼻と手足が無い子供。奇形児の話が伝わって、化物として認識されていたようだ。

4 3

【在天小法師(さいてんこぼし)】
毛の生えた木槌のような姿をした妖怪。古寺に出た。在天とは天井に在るということであり、その正体は寺の天井にあった古い木槌だった。旅の坊様を襲おうとしたが、正体を見破られたので退散した。しかしその後村人によって燃やされた。

5 5

【うわ口】
詳細不明。似た姿の妖怪に『いが坊』がいるが、これとの関係もまた不明。

3 8