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@videobird 今年発行した書き下ろし単行本『知泉源氏』の中で、ちゅどーんを使っています。
ただし「今の子に理解できるかな」とか、神様の鉄槌なので着火音の「ちゅ」はいらないんじゃないかと悩みながら採用しました。
今回の7話では平安時代の遊びがいくつも出てきたけど、34帖『若菜上』の猫が逃げる場面には藤原実資(ロバート秋山)がやっていた蹴鞠が重要な役割で出てくる。
ということで『知泉源氏』に収録予定の解説漫画。
『知泉源氏』全てのキャラを立たせる。を目指して書いていますが、光源氏の兄・朱雀帝がいい人すぎて書いていて辛い。
絵柄はギャグ漫画よりだけど、その不器用な所を描いていて切なくなる。幸せになってほしい。
『知泉源氏5』のゲラ着。よくもまあ、こんな細かく面倒臭い漫画を書いたものだ、と呆れる作画と文字。赤ペンを持ち読み進める。ゴールは目の前だ!
5巻表紙は桐壺帝。
今回まひろが五節の舞姫になったけれど、源氏物語の「須磨」では五節の舞姫を勤めた女性と光源氏が関係を持った話がでてくる。が、他の姫君と違ってほとんど盛り上がらずに終わるチョイ役。
『知泉源氏5』収録部分
『光る君へ』4
サロンで竹取物語の話題が出て少し批判的に描かれていたけど、源氏物語の「絵合」の中ではガッツリと竹取物語をdisっている。「最後は天界に戻っていったけど、元はと言えば竹の中から生まれたかぐや姫なんて地底出身でしょ、と。
『知泉源氏7』収録予定部分
『知泉源氏』いよいよ明石帖に突入。
感想で「ギャグ漫画風の絵柄で読みやすい」というのがあったけど、マジな話として書いているんじゃけどなあと思って、少し憤慨していたけど、明石入道が赤塚キャラみたいで「やっぱギャグ漫画だ」と思うなり。でもって書いていて楽しい。明石入道が暴走する。
今回の恋文の代筆の歌を書く場面、手元が映ったけれど、そこで書いていた歌は源氏物語の夕顔帖で書いた歌が引用されていた。
漫画『知泉源氏』ではすべての歌を収録しているので、副読本としてもバッチリでやんす。
そういえば『知泉源氏』より前に『異名・ニックネーム辞典』のチラシ広告漫画で漫画デビューしていたのを思い出した。(他に雑学本の中でも漫画書いているけど)
このヤジさんキタさんのキャラは『知泉源氏』の解説部分でも登場している。
「源氏物語」は戦乱の時代ではないけど、いくつも死が描かれ路頭に迷う女性が多く出てくる。
最新刊『知泉源氏4』でも誕生と同時に母が亡くなる若宮、幼少期に父を亡くした六条御息所の娘が出てくる。自分も父親を1歳になる前に亡くしているので描いていて辛くなる。登場人物皆、辛さを背負っている。
『知泉源氏』は原典を余すところなく、忠実に漫画化するという作品だけど、物語を曲げることなくキャラに肉付けしている。原点ではあまりキャラ立ちしない源氏の兄・朱雀帝は悲しいほど凄くいい人に描いている。良い人すぎて描いていて悲しい。幸せになってほしいけれど紫式部姐さんは残酷な人だ。
『知泉源氏』すでに書いてある下書きをずっと読み込んでしまった。紫式部姐さん、超強力に引きのある話を展開していてすごい。続きが読みたくてしょうがない。描かなくては!とマジに思う。
*画像は未発表の「絵合」続き部分。
『知泉源氏4』に初登場する朧月夜は光源氏を振り回す、俗に言う地雷女だけど、彼女なりの切なさも描かれていて描いているうちに共感してしまう。紫式部姐さんの人物造形の巧妙さにやられてしまう。
(画像は『知泉源氏5』掲載予定のページ)
『知泉源氏5』100ページ突破。これで3分の1だ。
源氏物語はどうしても歌を詠んだり、手紙のやりとり場面が多く、絵に動きがないので、変化をつけるためにこんなお遊びの絵を挿入して飽きさせないように工夫しています。