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【雄物川の怪異・川熊】
大仙市神宮寺
雄物川に出没するとされる妖怪。
真澄《月の出羽路仙北郡》に記述が見られる。
殿様が川で猟をしていると水中から黒い手が現れ銃を奪っていき、家臣が洪福寺淵で激闘を繰り広げた。
水木しげるの妖怪画では毛の生えたワニのような姿で描かれる。
#秋田伝承百景
【アメッコ市】
大館市大町 おおまちハチ公通り
天正16年(1588年)頃から続く小正月行事。田代岳からアメを買いに下りてくる白髭大神様と飴っ子おこうの物語に由来する。
露店のアメはフルーツ味や甘酒、ショウガなどカラフルに富み、この日にアメを食べると風邪をひかないとされる。
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【増川のなまはげ】
男鹿市船川港増川
八幡神社でお祓いし、三匹一組を作る。それぞれジッチャ(爺)、ババ(婆)、ワゲモノ(若者)と役柄を当てるとされる。
増川ではこの度10年ぶりに行事が復活し、伝承面も新たに制作し存続していくという。
持物は手桶や包丁の他、マサカリも見られた。
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【なまはげ習俗④ なまはげ膳】
男鹿市
ひとしきり暴れ回ったら家主がお膳を並べて労をねぎらう。膳の中身は煮豆や尾頭付きなど。家々で酒を振る舞われるのでなまはげは酒豪の者でなくては務まらない。
巡行を終えると神社へ戻り着ていたケデを神木や狛犬に巻き付けて奉納。また来年。
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【金精さまいろいろ】
各地
才の神ともいう。道祖神の一種。
子宝や豊穣のご利益があり、秋田でも路端から道の駅まで各所で見かける。
ご神体の太くて固いソレはえーとアレだ殿方のアレがあーしたのを型どってるわけでそんな感じれす。
詳しくはテルマエロマエの2巻を読みましょう。
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【七滝の血塗れの大蛇】
鹿角市十和田
七滝には大蛇が住まうので物を投げることは禁忌とされていた。
地主の孫左衛門は慢心から薪を投げ入れると、滝壺から唸り声がこだました。
夜、孫左衛門の夢枕に血に染まる大蛇が顕れドス黒く怒った。
祟りを恐れた彼は七滝に神社を建て鎮めた。
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【定六とシロ】
鹿角市、大館市
マタギの定六はある日、うっかり領外の三戸で発砲し打ち首の咎を受ける。その日に限って狩猟免状を忘れていた定六。
主人の危機に忠犬シロは急いで家に戻り免状をくわえ刑場へ駆けつけるが、間に合わなかった。
シロの無念の遠吠えは幾夜と森に響いた。
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【マタギという生業】
北秋田市打当 他
半ば宗教的な側面が強い。
すべからく山の神の恩恵と捉え厳格な戒律と禁忌を有し、獲物を解体する作業をも儀式と見なし作法に則る(ケボカイと呼ぶ)。
熊に棄てる部位なし、獲物は毛皮から骨まで全て頂いた。特に熊の胆は妙薬として珍重された。
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【猫石神社】
湯沢市皆瀬皿小屋
皿小屋地域の外れに猫石と呼ばれる大石がある。
その昔、猫石が夜ごとに鳴き歩き、村の人々を恐れさせたので集落の者が祠を築いて祀ったところ、鳴き歩くことはなくなったという。
祠の後ろの石が御神体で、猫が座っている姿に似ている。
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【五城目朝市】
南秋田郡五城目町下夕町
五城目は江戸時代より物資の集散地であり、職人が集う在郷町であった。故に市は繁昌を極めた。
500年続く朝市は県内一であり、時代を反映して趣向を変えつつ今に至る。
開催日:毎月0・2・5・7のつく日
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