赤狩りによりアメリカを追われたチャップリン。1972年にアカデミー名誉賞を受賞するため20年ぶりにアメリカの地を踏み、授賞式では12分間に渡るスタンディング・オベーションで迎えられた。その大歓迎ぶりに浮かべる感に堪えないような顔と、最後に見せる喜劇王らしさに涙を誘われずにはいられない。

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『黒い牡牛』観た。蔦屋発掘良品で貸出されてたので即借り!運命に立ち向かう「勇者」達の友情を描く大傑作。それは赤狩りと闘ったこの映画の脚本家ダルトン・トランボ自身を投影しているようにも感じて泣けてくる。取り敢えず数ヶ月牛肉は食えない。

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グッドナイト & グッドラック 赤狩りの主導者マッカーシー議員のイカサマを暴き失脚に導いたテレビ報道マンたちを描く。驚くのはマッカーシーの登場場面は当時の実写が使われていて(よく残ってるものだ)、今見るせいもあるがこんな矮小な人物を恐れていたのかと思う。

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ウディ・アレンの ザ・フロント(1976)
製作総指揮にいつもの相棒チャールズ・H・ジョフィの名が。赤狩りの愚かさ。コメディ風味の硬派ドラマ。「お前ら皆、クソ食らえだ」の啖呵にW・アレンとM・リットの反骨心。

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