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ラリーの駆るスピナティア、腰に装備するワイヤーガンの先端が勢いよく射出される
有志達の攻勢により駆動系が覚束ない金色のEXM、その身体にワイヤーガンの切っ先が突き刺さる
『おっと…何ですかこれは?このようなもので私を捕縛しようと……⁉️』
何かを感じ取ったオルフェス
だが既に手遅れだ
『私らにとって人間の身体もEXMもひとつの【入れ物】でしかないって事さ』
モニターにジェーンの姿が写る
『ジェーンさん⁉️無事だったんですね‼️』
司令部の被害を通信で把握していたラリーが叫ぶ
『無事とは言い難い状況ですが…何とか復旧にこぎ着けましたよ…』
ボロボロのトビアスが写る
有志達の活躍によりオルフェスの回りを固めるEXMは撃破される
各エリアに展開された有志達も敵の鎮圧も目前という報告が入ってきていた
『…やってくれましたね』
金色のEXMは膝をつき、左腕はもぎ取られ半包囲状態にまで追い詰められていた
「……。」
ラリーが警戒し近づく
今は新米の自分自身だが、近日中に始まるEXM関連訓練の事もあり、これからのこの会社での生活が、色々と大変ながらも楽しくなりそう……そんな予感を胸に秘めつつ、真奈美はバーガーを頬張るのだった。(了)
ミリィ「うん。翔太は、EXMのOSや家電AIのプログラミングに関しては、超一級の腕を持ってるからな。加えてハッカーとしても一流なんで、情報収集の際には色々助かってるよ」
小川「そっか。お前はまだ、新米だから知らなかったんだよな…実は、このほむらワークスは元々、地球連合軍日本支部横須賀基地所属第234EXM特戦隊『エトランゼ隊』でね。その隊長や副長だったホムラとミリィが軍を抜ける際、この会社を起業するってんで、俺達もそれに乗っかる形で揃って退役してね」
真奈美「ああ、言われてみれば確かに……社長室で模型を作ってるのは、そのシミュレートも兼ねているって聞きましたけど……?」
トニー「ああ。遊んでるように見えるけど、彼も彼で、ウチのEXM関連技術開発責任者として色々頭を悩ませているみたいだからな」
翔太「でも、一番大変なのは、何でも屋主要メンバーであるしゃちょ~とミリィさん、小川さんとオサムさんだろうねぇ~。4人共、ここでの一般業務の他に、何でも屋として文字通り体張ってるからねぇ~。特にしゃちょ~の場合、自分で設計・試作したEXMパーツの試験運用とかを兼ねてる事が多いから…」
トニー「ま、俺と翔太は、言わば設計士みたいなもんだからな。実際に形作るのは、工場長の大さんと、彼が率いるメカニックロイロイ軍団だ。あの人がいなければ、この会社の家電やEXMは存在しなかったろうな。けど、納期が早まったり、或いは突発的な特注があった場合は、俺も製作を手伝う事もあるよ」
かくして、一人の少女が、変わり者達の巣窟とも言える、家電・EXMカスタムメーカー兼何でも屋の中小企業「ほむらワークス」への就職を果たしたのだった。
真奈美「……それからですね、私がEXMのパイロットになろうって思ったのは。戦うだけでなく、人型である故に、被害を受けた人々を助ける事が出来る力を持っている……扱うパイロット次第ではありますけれど、EXMにそんな魅力を個人的に感じてます」
ホムラ「ふむ……」
ホムラ「いや…驚いてたんだよ。君のような可愛い女の子が、まさかそこまでド真剣に、自身の今後に対する決意と覚悟を持って、ウチに来てEXMパイロットにしてくれ、って志願してきた事に、な……」
ミリィ「ああ、俺も驚いた。そこまで強固に考えてるのには、何か理由でも? そんな感じだが……」
真奈美「そこまで自惚れるつもりもないですけど、そんなテロや災害とかの脅威から、友達や家族、或いは住んでいる所を守れる力がEXMであるというのなら、私はそれを使ってそれらを守り、助けたいと思っています! これはいけない事ですかっ!?」
ホムラ&ミリィ「…………」
真奈美「それに…何でも屋は、場合によっては人殺しにもなる、と言いましたよね? 私はそんなつもりでEXMのパイロットを志願している訳じゃありません。私がやりたいのは、人を助ける仕事! つまり、私自身が戦う事で、誰かの命や財産、或いは住んでる世界を守れる、という事でもありますよね?」
ミリィ「なら、そのHJアルトに、誰が乗ってたか解るかぃ?」
真奈美「ええ、ホームラン社長……ですよね?」
ホムラ「That’s Light! ま、そこまで知ってるんなら、変に隠す必要も無ぇな。ま、つまりはこういう事だろう? 君は人を助ける仕事の一環として、EXMのパイロットをウチでやろうと思った。
救急隊とかは別の意味でちょっと……そんな時、御社が自前のEXMで何でも屋をやっていると聞いて、これだ!と思って志願したんです」
ミリィ「ふ~ん……それなら、ウチみたいなブラック企業なんぞよりも、救急隊とかに行っても良かったんじゃないか? もしくは地球軍とか、な……」
真奈美「私も最初はそれを考えました。でも、軍は色々規律があって、一般の兵隊さんでは、思うようにEXMをオーダーカスタマイズし難いと聞きますし、
真奈美「人を助ける仕事がしたい、と思ったからです。確かに、EXMは戦いの為に造られたロボットである事は解ってます。でも、現在では軍だけじゃなく、民間にも様々な形で広まり、災害救助や復興支援、或いは防衛とかにも多用されています。私はそういった仕事に就こうと思って、EXMのパイロットを…」