クリームに仕込んだジンジャーの香りが、眠れる冬を揺り起こす

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なのでわたしは空想、幻想、理想を重ねて、不可触の繭を編み上げる

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内緒でいただく秋色の陽射しは、ゴールデンシロップより甘いので

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ぱちぱち弾けるスピリッツのお祭り騒ぎ

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五臓六腑の脈打つ感覚、酩酊を理由に言えないことも言える気がした

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真実は浮世を泳ぐ一匹の朱い魚のようで

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この燈火は移ろう季節のための道しるべ

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いとせめて懐かしい、未だ逢う前の誰かが歌う聴いたことのない唄のこと

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遠いから惹かれるのだろう、今は昔のお伽噺

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心地よいものとそうでないものが雑多に組み合わさることで形を成す夢を「日常」と呼ぶ

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シュガーダストがお知らせする15時のヴァニラ

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君への恋のせいだと言って、自由の限りを尽くしたい

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