溶けあわさってゆく君の気まぐれに游びたい

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はじまりにひとつの卵が在った、迂闊な神が此れを損ない、森羅万象が産まれた

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何にも溶けることがないから絶望であり、混ざることがないから希望なのだ

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光がもたらすその熱を忘れられるはずなんてないのに

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生から死に至るまでの日常を少しだけ金色に輝かせるために

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いつか今日を振り返って、まだまだ僕も青かったって、夢を語るみたいに笑って

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今、君と同じ匂いのする夜を凌いで、誰も知らない春を待つ

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きっとこれが最初で最後のはじまりなのだ

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夜には夜の秘密があって、僕らはこっそり其れを味わう

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転じて白からやがて青、純度100%の空

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どこにも無いし誰でもない、いつかの何かに心を焦がす

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瞬きのひとつひとつに夢がちらつく、だからわたしは君を赦すのだ

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幾つもの思い出と同じ数だけの忘却を優しく折り重ねてゆくということ

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同じ曲ばかりいつまで繰り返すの、新しい歌を歌おう

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多分それは毒だったけれど、どんな砂糖より甘くて優しい香りがしたんだ

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ジャムの代わりにひとすくいの夢心地、君にとって美味であるなら良いのです

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雪夜の月光、酔い心地に紅く染まる君を肴に花も咲くだろう

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風に似た稜線に、キンと澄んで跳ねかえる

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どうしたって幸せになるほかない今日のわたしたち!

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