春の日に音符のような春の鳥


*Bird Gerhl / Antony and the Johnsons
https://t.co/W6znE7C84O

*いわさきちひろ《草むらの小鳥と少女》1971年

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仕事なら何処にも湧いて出る地虫


→何処(どこ)

…服従の本質というのは、人が自分を別の人間の願望実行の道具として考えるようになり、したがって自分の行動に責任をとらなくていいと考えるようになる点にある。
(ミルグラム『服従の心理』)

*パメーラ・ジューン・クルック

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先生の性癖卒業文集に


*愛のホテル / スネークマンショー
https://t.co/bkHBSPffTx

*児島虎次郎《コーヒーを飲む婦人》1920年

3 13

受験子の肩しがみついてる天使


Gabriel Ferrier - The Love Letter

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如月に聞く美しき歌のあり


*ウクライナ 賛美歌「ウクライナへの祈り(Молитва за Україну)」
https://t.co/PJ6Wv3hWmQ

*ジョヴァンニ・バッティスタ・サルヴィ《祈る聖母》1640 - 1650年 ロンドン・ナショナル・ギャラリー

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暮れかぬる街に独りで負けている


→独り(ひとり)

*Unwinding Surrender / Jason Sharp
https://t.co/YzvNggG6ey

*エルンスト・ルートヴィッヒ・キルヒナー《アルコール中毒の自画像》1914年 ゲルマン国立博物館

6 19

・・・---・・・暮遅し


*SOS / SEKAI NO OWARI
https://t.co/YNtdYEhEVK

*イーヴリン・ド・モーガン《S.O.S.》1914 - 1916年

0 15

暮遅く砲撃はまだ終わらない


*Britten:War Requiem
https://t.co/SkZ3S6xnLc

*パメーラ・ジューン・クルック《他の母親の息子》1991年 帝国戦争博物館

3 18

憲兵が霾る街に整列す


→霾る(つちふる)

…われ地に平和を與(あた)へんために來(きた)ると思ふか。われ汝らに告ぐ、然(しか)らず、反(かへ)つて分爭(ぶんさう)なり。
(ルカ 12:51)

*エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー《兵士としての自画像》1915年 アレン記念美術館

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鍔の先ふわふわはねて春帽子

春帽子鍔摘みそよ風を切る

春帽子傾げるミュシャの美女

 

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最近はいそぎんちゃくの夢ばかり


*By The Deep Sea / Federico Albanese
https://t.co/Q6BT4O0iCl

*マイルス・ジョンストン《ガイノイドの白昼夢》2015年

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春北風が冷やす私の薔薇の熱


→春北風(はるきた)

…いけないことだけど、伊藤先生がばかに見えてしょうがない。先生は、私の下着に薔薇の花の刺繍のあることさえ、知らない。
(太宰治『女生徒』)

*ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス《ボレアス(北風)》1903年

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鞦韆を揺らせ自瀆が愉しめぬ


→自瀆(じとく)

春宵一刻値千金  
花有淸香月有陰  
歌管樓臺聲細細
鞦韆院落夜沈沈
(蘇軾『春夜』)

*ジャン・オノレ・フラゴナール《ぶらんこ》1767年頃 ウォレス・コレクション

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春風や銀座恋猫ストリート


*銀座の恋の物語 / 石原裕次郎&牧村旬子
https://t.co/zEKUVD29iP

*レオノール・フィニ『日曜日の午後』1980年

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恋猫のねうねうとまあ直截な


…いといたく眺めて端近く寄り臥したまへるに来て「ねうねう」といとらうたげに鳴けばかき撫でて「うたてもすすむかな」とほほ笑まる。

恋ひわぶる人のかたみと手ならせばなれよ何とて鳴く音なるらむ

(源氏物語 若菜下)

*ギュスターヴ・クールベ

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川獺は魚、山崎はパン祭る


→川獺(かわうそ)

*Rocketship / Füxa
https://t.co/cxljbyXUID

*アーヴィング・ペン『パンを持った三人のリサニ女性、モロッコ』1971年

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愛人に貰えば苦いチョコレート


*Brown Sugar / D’Angelo
https://t.co/cIOuc5Y6Or

*エルンスト・ルートヴィッヒ・キルヒナー『モデルとの自画像』1910年

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白息を弾ませバレンタインデー


*Let’s Go Crazy / Prince & The Revolution
https://t.co/EHyfDkHJGk

*ルイス・リカルド・ファレーロ『サバトに向かう魔女たち』1878年

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春氷割って遊びに来る女


「でも考えてみたら、実際に短歌をつくっている人に会ったのは初めてだ」
 彼女は楽しそうに笑った。「でもね、そういう人がこの世の中にはちゃんといるのよ」
(村上春樹『石のまくらに』)

*ポール・デルヴォー『こだま、あるいは街路の神秘』1943年

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