魚たち幟となりて飛び上がり里を飛び交う夢を見た朝

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ポケットの硬貨2枚をネクターに変えて五月の風のなか飲む /岡野大嗣

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宅配の青年走る
昼下がり
街は薄暑の候となりけり

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母と目が初めて合ったそのときの心でみんな死ねますように /岡野大嗣

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獣道
ほどの山道
下りて来れば
  農家ありけり
  狐の住処か

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風呂帰り卯の花闇に
白く浮き
板塀の上猫が見ていた

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ふるぼけた水平線をリヤカーであつめて編んだ淡いストール /岡野大嗣

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春熟し
夏孵らむと
手ぐすねを
  引いて待ってる
  八十八夜

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ポケットの硬貨2枚をネクターに変えて五月の風のなか飲む /岡野大嗣

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last light
through the leaves...
from dense scrub
the nightingale’s song
clear as day

published in Issue 6.1, inspired by Stour at Night,

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5月20日 にて頒布、その後BOOTHにて通販予定の『愛を抱き病める歌など唇に載せてちいさな地獄を編むの』です。
159首(タイトル合わせて160首)収録、うち30首が書き下ろしとなります。
サイズはA6、本文モノクロ36ページ。価格は400円を予定しております。

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Nujabesで耳をふさげば掃きだめの夜もワンオクターブ明るむ /岡野大嗣

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開けた窓から花びらをのせた君が遊びにきたよ ハロー春風


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(Doodle) Give me 100 Squats, Wakan-Tanka! 🏈

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校区から信号ひとつはなれればいつも飴色だった夕焼け /岡野大嗣

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"I really liked the illustrations.... The cherry blossoms are drawn with smudges of pink and look very beautiful." - Jewel, age 9 on https://t.co/TEQ9IusYVV

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