万葉集15巻3724番

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【出会いのきっかけ】
illustrations by
万葉集巻11 2396 柿本人麻呂歌集

たまさかに 我が見し人を
如何ならむ 縁をもちてか
また一目見む

あの日
偶然僕が見かけたあの人と
どうすれば縁が出来るだろう
もう1度会うには
どうすればいいのだろう

「会いたい」
と100回言えば届くのかな

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[展覧会情報] 山苞(やまづと)が3月4日(金)から開催されます。
山苞とは古くは万葉集にも記載された言葉ですが、今は使うことはまずありません。この言葉は山からのお土産という意味らしく今回の展覧会のテーマとなっています。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://t.co/nzjE6WldWw

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【恋のはじまり】
illustrations by
万葉集巻4 602 笠女郎
夕されば 物思ひまさる
見し人の 言問ふ姿 面影にして

夕方になると
胸いっぱいに思い出すの
初めて逢ったあの日の
話し方

仕草
あなたのその姿全てを

あなたに恋に落ちた
あの日の夕暮れ

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【昨日よりおとといより】
illustrations by
万葉集巻11 2567
相見ては 恋慰むと 人は言へど
見て後にぞも 恋まさりける

「逢えない日が続いてるからよ、
逢ったら恋煩いも治まるわ」
なんて友達は言うけれど…
逢ったあとはなおさら
あの人のことを好きになっているの

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【優先順位】
illustrations by
万葉集巻4 527 大伴坂上郎女
来むと言ふも 来ぬ時あるを
来じと言ふを 来むとは待たじ
来じと言ふものを

来るって言ってて来ないときもあるんだから、来ないって言ってるあなたを来るかななんて待つわけないでしょ?
だって来れないって言ってるんだから

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【まっすぐに、好き】
illustrations by
万葉集巻4 505 安倍女郎
今更に 何をか思はむ
うちなびき こころは君に 寄りにしものを

今更何を言ってるのよ
こんなにあなただけが
大好きだって言ってるのに

何があったとしても
ずっとずっと一緒だよ

5 20

【待ち合わせ Side B】
illustrations by
万葉集巻11 2382 柿本人麻呂歌集

うち日さす 宮道を人は 満ち行けど わが思ふ君は ただ一人のみ

道はこんなにたくさんの人で
あふれかえってるっていうのに…
私の好きな人はあなただけ
あなたならすぐに見つけられるの

2 12

【もう恋なんて Side B】
万葉集巻4 695 広河女王
恋は今は あらじとわれは 思へるを
何処の恋そ つかみかかれる

もう恋なんてしない
そう思っていたはずなのに…
突然恋がやってきて
私につかみかかってきたの

(前出の【もう恋なんて】万葉集巻16 3816 穂積皇子 のお歌と共にお楽しみください )

2 12

【恋する桜】
万葉集巻8 1430 若宮年魚麻呂
illustrations by
去年の春 逢へりし君に 恋ひにてし
桜の花は 迎へ来らしも

去年あなたに出逢って
恋をした桜の花が
あなたを迎えに来たみたいですよ

…キミに出逢えて良かった

4 11

【春の日に】
illustrations by
万葉集巻20 4516 大伴家持
新しき 年の始めの 初春の
今日降る雪の いや重け吉事

新しい年の始まりの日に
立春が重なり
瑞兆である雪が降った
今日降り積もる雪のように
良いことよ、もっともっと重なれ!

もう僕だけって覚悟してね

2 15

【もう恋なんて】
illustrations by

もう出てこれないように
家にある鍵のかかる箱に
しまいこんでいたはずなのに…
忘れてた恋の奴がまた掴みかかってきて
俺の気持ちを揺さぶってきやがる

万葉集巻16 3816 穂積皇子
家にありし 櫃に鍵さし おさめてし
恋の奴の つかみかかりて

4 10

【あなたがいれば】
illustrations by Miou Yamato

人言を 繁み言痛み 己が世に
いまだ渡らぬ 朝川渡る
万葉集巻2 116 但馬皇女

世間は私達の噂でもちきりでうるさいけど
あなたがいればこわくないよ!
禁断の扉さえ開いて
新しい世界に飛び出しちゃうんだから♡

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<遠距離愛の老夫婦>
1/31 愛妻の日
芳年「月百姿・いでしほの月」
老夫婦の正体は高砂・住吉の松の精。
遠く国を隔てても
2人=相生の松(夫婦の松)の心はいつも一緒!
高砂(万葉集の昔を象徴)~住吉(延喜当時)の変わらぬ和歌の繁栄と、松のめでたさを神が祝福する「月百姿」トリの一枚。(MT)

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【粉雪の日に】或は【万葉集巻10 2320】
illustrations by Miou Yamato

我が袖に降りつる雪も流れ行きて妹が手本にい行き触れぬか 2320

僕の袖に降りつもる雪がキミの町にも降って、僕の代わりにキミを抱いてくれるかな

粉雪…
人混みに紛れても
同じ空見てるのに
・・・一億人から君を見つけたよ

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恋ひ恋ひて逢へる時だに愛しき言尽くしてよ長くと思はば(「万葉集」巻4, 661、大伴坂上郎女)

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万葉集本歌取り風 第11巻2436読み人知らず
大船の香取の海にいかり下ろしいかなる人か物思はずあらむ

大船の香取の海に帆がはりて君待つ思い風のまにまに 縁糸まどか

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立葵は、日本では万葉集の時代からあります。

画像は江戸時代の立葵の描かれた屏風絵🎨

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