野ざらしで吹きっさらしの肺である戦って勝つために生まれた/服部真里子

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会いたいなあ 高架の下の自販機で買ったココアがまだあったかい /岡野大嗣

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ゆぶね、って名前の柴を飼っていたお風呂屋さんとゆぶねさよなら /岡野大嗣

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文鳥に敵なし彼は他は皆味方と信じ疑わざれば

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岬来てラッパ吹く娘に出会いたり海に聞かせる秋が逝く歌

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祝日の午後の宙ぶらりんに来て無駄に綺麗に切る足の爪 /岡野大嗣

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わたしの名をあなた間違えたでしょう、あれがいけないの、おばけになったよ!

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- "apogee moon..."

A Hundred Gourds, Sept/15
TY Susan

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夜の舌ピアスは冷たい星でした。あなたが運ぶ銀河のよだれ

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棺を花で埋め尽くすようこの胸の窪みに種を蒔いて下さい

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そうだとは知らずに乗った地下鉄が外へ出てゆく瞬間がすき /岡野大嗣

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僕だけの秘密にしてる神様の誤植が僕のなかにあること /岡野大嗣

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ならべるとひどいことばにみえてくる頑張れ笑え負けるな生きろ /岡野大嗣

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物心ついた頃には僕はもう僕だったそんなの聞いてなかった /岡野大嗣

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うつくしい音を紡いでいる人が消えてゆくのは社会の摂理 /岡野大嗣

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きみの白い日傘を僕は汚したい涙を舐め合うことも疲れて

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ごめんネと云いつつ両手で蚊を潰す君は生きるのとってもお上手

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Real friendship
knows no borders
so as like
imagination
and phantasy ...

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ぼくたちは星の下敷き夏草に寝転び幾千ヘルツの夢を

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ねえドラゴンきみに名前をくれた人きみが全員殺してしまった

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