金木犀香る夜には西町も
 きっと咲いてる行かないけれど

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秋晴れの悲しきまでに
 青き空
  仰ぎつ我は都帰らむ

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時移り親しむ灯火
 LED
  親しむ文字は電子本なり


蛍光のどうも親しめざる燈火(亀丸公俊)

というお句があります
蛍光灯だと落ち着かないという・・
その蛍光灯ももうLEDに代わったことを考えると今昔ですね
もう電子ブックですし・・

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留守番のボランタリーの
 猫のかげ
  長々伸びる無住寺の秋

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秋日和下駄の古きが
 裏向けに
  転がっている傍に黒猫

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此岸にも彼岸花咲く秋の川

本日お彼岸の中日ですね

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山下るバスを包むは
 蜩の
  皆で奏でる惜別の歌

8 63

山住まい夜風涼しく団扇ただ
 蚊を追うために手にしをりけり

7 48

夏果てて鮎の動きも心做し
   急ぎ足なり瀬音静けく

7 55

夏さんを棺に入れるは秋さんの
 タスクなりけり忘るべからず

7 43

人生に似てをりにけり
 ハンモック
  降りるが少し危うしの点

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冷奴チーペストかつハピエスト

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日向行く影さえ追うを遅れがち
  ものみな狂う土用午後二時

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天井を見つつ食べをりかき氷

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〽趣味も昼寝も
定年すれば
全部できちゃう
貧乏も

本日もう一度都々逸で・・

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パナマ帽平穏無事に壁にあり

友人の話です ぼくのことではありません ぼくは海外へ行ったことがない・・ パスポートももっていません 英語は学校で習ったのです

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つきあえと猫の言われてする端居

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