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初の江戸生まれの女方でありファッションリーダーのカリスマ・二代目瀬川菊之丞。閻魔様も惚れると謳われた美貌の持ち主。通称「王子路考」定紋は「結綿」です。打掛の文様は菊揚羽蝶。念のため言いますが男です。
石川豊信『瀬川菊之丞』ヨリ #お江戸スタイルブック
踊りを披露する上方の遊女。一般的に寛文美人と呼ばれる様式です。17世紀後半。大胆で豪快な花模様は寛文小袖の特徴。髪型は根結い垂髪で、髱に膨らみを帯びたものは元禄頃まで結われました。無款『舞妓図』ヨリ #お江戸スタイルブック
雪の日の装い。道中着(コート)を着物の上から着ます。背中部分がボコってなるのが萌え。菊文様の道中着が華やかで、裾の青海波で泳ぐ水鳥がまた可愛すぎやしませんか。雪だってオシャレに気を抜かないのが江戸女子です…尊敬。
歌川国安『東都名所ノ内・梅若塚木母寺』ヨリ #お江戸スタイルブック
江戸時代後期の大奥女中。片はづしに、お歯黒をして眉を剃っています。裾を引きずらないように、しごきで結び、足元は白足袋と重ね草履の外出バージョン。武家の女性は古典的でシンプルな柄を好むイメージ。
歌川国貞『亀戸藤ノ真盛』ヨリ #お江戸スタイルブック
寛政年間(1789〜1801)頃の芳町の陰間。陰間とは男娼の通称で、元々は年少の歌舞伎役者の売色がルーツ。この頃になると陰間産業は下火になってくる。桜文様の振袖羽織がとて可憐。
『江戸風俗図巻』ヨリ #お江戸スタイルブック
江戸時代後期の花魁。半幅帯を簡略的に締めて、額仕立ての中着を羽織ってるので、これは寝間着の状態。「額仕立て」とは襟・袖口・裾を胴部分と違う布で仕立てたもの。格子柄にヘチマの絵柄が可愛すぎる。
渓斎英泉『おゐらんだかがみ 日本堤景』ヨリ #お江戸スタイルブック
本気で寒い雪の日の装い。黒頭巾を被り手拭を首の所で結びます。上衣は道中着と呼ばれる雨合羽で、着物の上から着て、しごき帯を腰の位置で締めます。中の帯が入ってる部分のボコってなってるとこ好き。今も昔も冬は女子力アップ。
歌川国貞『本朝風景美人競 大和吉野』ヨリ #お江戸スタイルブック
江戸男子の防寒スタイルもモコモコで可愛いのです。三代目尾上菊五郎の冬の装い。月代が寒いので頭巾でガード。格子柄の長合羽の裾から中の着物がチラッと見えるのが萌えです…足元寒いので股引と足袋。下駄の爪先には泥除けつき。
勝川春扇『江戸八景の内 隅田川暮雪』ヨリ #お江戸スタイルブック