//=time() ?>
鉄仮面
「汎人類史側のオデュッセウスもそうだ
探り続けた奴の真意、まさか女への情念だったとは」
鉄仮面
「愛した者の有無が汎人類史と俺との差であるならば
おまえ達からすれば俺はつまらない男に見えるだろうな」 #個人的大西洋
鉄仮面
「カルデアは今まで戦ったどんな敵よりも強かった」
コルデー
「これまで四つの異聞帯を踏破してきたのですから」
鉄仮面
「エキドナが暴走し、船が空を飛び、
あまつさえ盾すら聖剣にする……発想の怪物か?」
コルデー
「あはは……あれにはわたしも驚きました」 #個人的大西洋
痛みを伴っても立ち向かう人
命を捧げてでも救う人
ただ愛のために戦い抜いた人
信じる心があるために守りきった人
言葉にすればとても簡単
しかし事実は嘘絵空事
なのにそれを現実のものとしてしまった人を
わたしは知っている #個人的大西洋
コルデー
「わたしに与えられたスキルは、
あなたを止めるまで、あなたを止める為だけに動き続けるモノ」
コルデー
「つまり、わたしこそが……」 #個人的大西洋
コルデー
「あなたはそれを知っている
あなたはその意味を知っている」
コルデー
「あなたはそれを揮う姿を知っている
あなたはその特別さを知っている」 #個人的大西洋
鉄仮面
「気配を隠して船で近付いた
……その推測自体は間違ってはいない」
鉄仮面
「だが、あの激戦の中、どうやってここまで辿り着いた?」
鉄仮面
「砲撃の雨、焔の海、災禍と化した魔獣の群れ、
木馬の戦闘……」
鉄仮面
「どの要素も凄惨壮絶……故に、ただで済むはずがない」 #個人的大西洋
鉄仮面「な、に……」
口にしたのは驚愕だ
地より駆け上った鋭い一撃が脇腹を切り裂いた
仮にもし、あと一歩踏み込んでいたならば致命傷になりえた一撃
しかし、驚いたのは傷付けられたからではない
重要なのはその攻撃があり得ない所からやって来た事だ #個人的大西洋
それは無意識の反応であった
激戦により研ぎ澄まされたオデュッセウスの身体は
その唐突な直感に反射的に従い
一歩
ほんの一歩だけ後退ったのだ #個人的大西洋
鉄仮面
「確かに木馬は破壊された。
並の英霊であれば爆発に巻き込まれて死んでいただろう」
鉄仮面
「しかし、この鎧もまた神体結界(アイギス)
致命傷を負わずに済んだという事だ」
マシュ子
「……そん、な」 #個人的大西洋
魈狩怒
「ようやく……終わった」
アポロン
「お、まだ生きてたか」
パリス
「最後の方、自壊覚悟の一撃に見えたんですが……?」
魈狩怒
「ヘファイストス・クリロノミアのお陰だ
けどこれ以上は無理……しばらく休ませろ……」 #個人的大西洋