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「アハハ!叱られちゃったか~」
『うぅ、また褒められたくて、つい…』
「ワンさんも君を褒めたかったと思うよ」
「でもさ、どうしても…彼の立場というのがあるからね」
『そう…ですね…反省します』
そうだ。もうワンさんにあんな悲しい選択をさせちゃいけないんだ…
#らいおっさんジム
でも休憩の仕方が分からない…どうしよう…
「もしよければ、会長も休憩中なので話し相手になってもらえますか」
『自分がですか!?』
「無理にとは言いませんが」
うーん 他に居場所も無いし…
ちょっと聞きたいこともあったし 丁度いいか
『…分かりました!50分後に戻ります』
#らいおっさんジム
「休憩時間に作ったのですね。分かりますよ」
『…これは趣味で…別にこれくらいなら…』
「ダメです。」
「先日も言いましたが、休憩は法律上での規則」
「もし守れないのなら、あなたの上司や私達にも迷惑が掛かります。分かりますね?」
『うぅ…はい…』
叱られちゃった……
#らいおっさんジム
ワンさんにも同じく自作ツールの説明をする
緊張する…
「…いいでしょう。次の会議で検討してもらいます」
『…!! よろしくお願いします…!』
「ではあなたは今から…」
うん??
「50分の休憩を取ってください」
え?!
#らいおっさんジム
「開発に頼めばQRコードを使った承認用アプリを作れそう!」
「それを各部署で使えば私達すごく楽になるんじゃない?」
「データ承認を義務付ければペーパーレスにもなるな…」
「って…これさっきの休み時間だけで作ったの?」
実は前から考えていて…早く作ってみたかったんだ
#らいおっさんジム
『皆さんに相談があるんですが…』
「なるほど…情報入力してボタンを押せば、他の書類に一括コピーする仕組みか」
『限られた入力欄ならPC慣れしていない方にも良いかと』
「QRコードが生成されてるけど?」
『はい、様々な端末で入力や閲覧が可能になります』
しーん…
あれ?
#らいおっさんジム
―昼休み
このスペックなら表計算ソフトでマクロも動かせる…だったら…
~♪
「あら…ちゃんと休憩してね。でないと私達が…」
『こ、これは趣味で…遊んでるだけです!」
「…ならいいんだけど」
やることなくて落ち着かないから…それに…
また褒められたいなぁ、なんて…
#らいおっさんジム
「…こんなに購入明細を掘り起こして…あの秘書さん凄いわねぇ…」
「彼は有能だな…うむ、君のPCセットアップは終わりだ。ネットも繋がってるぞ。」
『やったぁ!!!』
『……あ、大声出してすみません…』
「まぁ?意外と大袈裟なのねぇ」
あれ…こんな柔らかい反応初めてかも…
#らいおっさんジム
ワンさんは一人一人に適正な担当配分と適切な作業量を指示していく。
依頼の仕方も丁寧だ。
自分へ指示された仕事量も、そこまで多くは無い。
他のヒトを手伝える余裕すらありそうだ。
作業の安全を促し、皆が定時で帰れるような構成を提示してくれる。
本当に無駄が無さ過ぎる…
#らいおっさんジム
「それらを押収し、本来必要とする部署へ渡します」
「インフラ再構築は、情報漏洩、ウィルス感染リスク、様々な脅威を排除するためなので最優先と判断しました」
「あなたが所属して、初めに危惧したそうですね」
「正解ですよ。着目点が素晴らしいです」
褒められちゃった…!
#らいおっさんジム
わぉ…こんな良いPCが眠ってたんだ…
「社内ネットワーク接続状況を確認し、未登録端末を複数検知しました」
「これは勘定を誤魔化し私物化していた端末です」
「もしかして…着服?!」
「はい。役職員が魔が差して、というのはどの会社でも事例があります」
慣れてる感じだ…
#らいおっさんジム
「本日の業務はこの2点、下準備だと思って取り掛かってください」
「急な案件は私に話を通してください」
「承知致しました!」
「よろしくお願いします!」
すごい!仕切るヒトがいるとこんなにも空気が変わるなんて…!
…そっか…
ワンさんも…"変えられるヒト"なんだ……
#らいおっさんジム
『よく分からないです…』
「1、皆さんがお使いのスクラップPCをハイスペックPCに交換します」
「2、自分の仕事は自分でやるように、急がない案件は相手へお返します」
チームメイトから歓声が上がる。分かりやすい!
そうか、いつも流されるから、質問することが大事なんだ…!
#らいおっさんジム
「1つ。システムインフラの再構築」
「インフラについて私の部下が朝イチから社内調査を行っています」
「2つ。逼迫した業務環境の改善」
「業務環境について、受注体制を見直し各部署への作業量平準化を考え中です」
え、待って 難しい!
全然何もイメージできないんですが!?
#らいおっさんジム
「ということで、本日より私が一時的に皆さんの管理者になり、指揮を取らせていただきます」
「さて、皆さんには今後残業を無くすべく、取り組んでもらう内容を考えてあるのですが…」
「まずは2つ、環境整理しましょう」
空気が変わり、スッと背筋が伸びる感覚になった
#らいおっさんジム
「その件の報告と改めてお詫びを…
本当に申し訳ありませんでした」
「会長どうか頭を上げてください!」
「私達なんてそんな大したものでは…」
「…言われたことしかできないし…」
もしかして社員達も自分と同じ気持ちで苦しんでたのかな…
てか拍手も大きい!もういいよ!!!
#らいおっさんジム
「会長直々だなんて…」
「…このチームの管理者は誰かご存じですか?」
「確か組織図では…管理部長でしょうか?」
「調べた結果、単独で管理対象外なのです」
「つまり私達の上司はいない?!」
「そうですね。君達が頑張っても評価するヒトは存在しないんです…」
だから直接?!
#らいおっさんジム
「このチームはこれまで会社を支えてくれましたので、まずはお礼をと思いまして」
朝イチから自分たちのチームは招集された。
バンガさん、今度は何を考えているんだろう…?
「ワンさんも一言どうぞ?」
「ありがとうございます!!」
わ!話に聞いていた以上に大きな声だ!!
#らいおっさんジム