「政治・宗教・野球」の話はいけないとよく言われます。
つまり、イスラム教風の世界観で野球をしながら皇帝暗殺のために主人公が女装する「後宮楽園球場」の話はどこでもできません。

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迷宮の中で宿屋を始めた少女とそれをとりまく人たちの物語『迷宮宿屋』は良いイラストが付きました。手軽に愉しめる良作。それから、仲良し家族そろって転生しちゃい、貴族なのにマイペースに生産者してる『田中家転生する。』は4巻出ました。お米のために皇国を救う回です。

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ゲームのザコキャラに転生してましたというのが『嫌われ者始めました』16年。ゲーム世界転生というと乙女ゲーが多かった中、このあたりからRPGとかの男キャラにサラリーマンが転生する話が増え始めます。その中でもこれは元世界との関連とか親友との距離感とか好きな話です。

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クラス丸ごと異世界転移する際にひとり察知して逃げだそうとして失敗したばかりに、他の人とパーティを組無くなってしまった少年の異世界譚『ひとりぼっちの異世界攻略』16年開始。「強奪」「魅了」スキルとかあってクラスが仲違いする系統の話で、主人公は最弱でどん底に落ちると

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なんとかオンラインというタイトルのVRゲームをテーマにした作品が雨後の筍のごとく発表・刊行されて、よく分からなくなってきますが、その中で「これは面白いよ」と薦められて読んだ『ゲート・オブ・アミティリシア・オンライン』。13年連載、16年書籍化。

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社畜根性の抜けない主人公のドラゴン転生もの『地龍のダンジョン奮闘記!』15年。人との共存を図るでもなく大暴れするでもなく、ただ自分の身の安全を守って惰眠を貪ろうとしつも騒動に巻き込まれてしまって死屍累累。ウェブ版を端折って1巻完結。もっとしっかり読みたい。

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悪役令嬢ものが定番ジャンルになり始めた時期の作品。ちなみに「はめふら」は前年スタートだけれど、悪役令嬢に転生したのに気がついて破滅回避に動く話が多い中、これはいきなり断罪シーンからのスタート。社交界追放や教会破門事件も乗り越えて領地改革で内政チートを進めます。

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詐欺師が異世界に放り出されちゃったけれど、そこは「嘘をついたらカエルになる」世界だった……という『異世界詐欺師のなんちゃって経営術』は15年連載開始の16年書籍化。詐術ってのはウソを言わなくてもできるんだ、というか経営コンサルタントは詐欺師と紙一重というか……。

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若き料理人が火事に巻き込まれて異世界転移。密林の奥の原住民の村に拾われ、文化の違いに困惑しつつも猪のような獣や現地の芋や野菜で料理を作り続ける『異世界料理道』14年、翌年書籍化。展開は地味ながら料理メインで書籍ももう27巻。長男のお薦めだったけど、息が長いよね。

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領地立て直し系偉人TS転生ラノベ『美少女エルフが救う!弱小領地2』はドワーフvsエルフなんだけど、最終的にミニスカメイドおばさんにみんな持ってかれました。『亡びの国の征服者5』は国が滅ぶ未来が見え始めますが、この落とす前に平和な日常を思いっきり語る手法が辛すぎ。

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『三田一族の意地を見よ』12年、『加賀百万石に仕えることになった』15年、どちらも書籍化は15年。『腕白関白』以来、『平手久秀の戦国日記』12年とか定期的に戦国転生ものは出るけれど、続くものは多くありません。比率的には他ジャンルと変わらないだろうけど、みんな面白いのよ。

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転生ものもゴブリンやスライムから蜘蛛にまで来てしまったかあと思いながら楽しく読んでいた15年。そしたら同じ年にブラックバス転生が出て、もうなんでもありだなあと思っていたら翌年にはシロクマ転生。生きにくい種族に転生してからの成り上がりをじっくり描く話は面白いです。

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クラス単位で異世界転移したけど、異世界側ではそんなことはよくある事故なので帰還の準備が出来るまで好きにしててねと言われたので修学旅行をすることにした『異世界修学旅行』15年。転生特典でもないのに妙な方面に優れた特技を持つ高校生たちの無法譚。

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支援職のはずのサモナーが召喚獣を置いてきぼりで突っ込んで大暴れするVRゲーム小説『サモナーさんが行く』は13年スタート。VRものの基本パターンを抑えつつ、虚実交錯する冒険が繰り広げられます。書籍も読者が諦めかけた頃に続刊が出てます。最新刊は今年2月に出ました。

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俺は英雄の器じゃない。ただの役立たずだとへたれていながら、実は仲間からは誰よりも信頼され頼られていた男が、新人冒険者の魔物討伐の手助けを請け負って旅立つところから始まる、異世界から召喚された英雄たちが世界を救った後の物語『神殺しの英雄と七つの誓約』14年。

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学校丸ごと異世界転移した顛末を苛められっ子視点で語る『ぼくは異世界で付与魔法と召喚魔法を天秤にかける』14年。たった6日間の物語だけど、女子中学生たちが竹槍でオークに立ち向かっては殺って殺られる異世界サバイバル。複数次元をまたぎ、歳月を超越する時空間SF全9巻。

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気がついたら異世界転生していたけれど、そこでは転生者は珍しくも何ともなく、前世知識も役に立たないリアル中世な寒村で泥水をすすり、ゴブリンを食い殺して飢えをしのいでいた少年の、迷宮探索者としての成り上がり譚『その無限の先へ』は14年スタート。

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ゲームやってたらゲームまんまの異世界に来ちゃったよ、でもスキルとかキャラそのままだったけど性別がリアル固定になっちゃったんで、男だったと思ってた相方が美女になってて吃驚した……という『おっさんがびじょ。』14年。善悪の解釈が深くて、夫婦そろって大好きな全5巻。

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真面目なことをちょろっと書くと心がずーんと澱むので浄化投稿。最近はゲームをしないので、そのノベライズを買うこともなくなりましたけど、複数キャラ毎のルートがあるゲームだと「違うんだ!読みたかったのは、このキャラのそのエピソードじゃない!」ってあるよね。

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デスゲームでも異世界転移でもないオンラインゲームもの、12年から連載開始の『Only Sense Online』と『とあるおっさんのVRMMO活動記』もSAO外伝の『ガンゲイル・オンライン』も書籍化は14年。バトル系と生産系と両極端だけれど、これでジャンルの三本柱じゃないかと思ってる。

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