優奈「オカルト…?」

ライト「以前、私の存在が学園七不思議なるものにされていた事はあるが」

勇矢「オカルト…つまり今回の話は、幽霊や吸血鬼といった荒唐無稽な話が絡んでくると?」

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優奈「はい。時間のある時に、フォースメンバーの皆とお邪魔しますね」

勇矢「(…望くんに頼んで、ゼノさんに沢山のカロリーブロックを持たせなければ…)」

検査結果待ち中の望「…くしゅっ!か、花粉症かな…?」

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優奈「千菊さん達も、ゼクロスさんの探偵事務所に縁があったんですね…」

勇矢「仕事仲間ですか…なるほど。そして、お二人も平行世界の出身だったのですね」

「以前から、随分と戦い慣れている雰囲気だとは思っていましたが…納得です」

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優奈「勿論ですっ」

「あ、お待たせいたしました。ご注文のお茶漬けになります。ごゆっくりどうぞ」

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優奈「鬼王、剣術…!?」

勇矢「(武道の心得がある事は分かりましたが、自身の流派を持つ師範だったとは…!)」

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優奈「いらっしゃいませ。席は空いていますので、お好きな所にどうぞ」

勇矢「(噂をすれば影…と言ったところでしょうか。何やら、巡り合わせめいた物を感じますね)」

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優奈「紅葉さん、藍理さんと一緒に、この世界とは別の”平行世界”からやってきた…というのは、以前教えて頂きました」

「アミクス…厳密には、彼女のマスターデータとも面識があったって」

アミクス〈でも、フィーリウスは千菊さんと雛菊さんを知らなかった。ゼクロスさんとは、どういう関係なの?〉

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ライト「好き嫌いが無い、良い事だ」

ルビー「この店に来る客は、好き嫌いを露骨に語る人が少ないですね。ストレスが少なく済んで、ありがたい限りです」

優奈「ルビーちゃんは、今から厨房?」

ルビー「はい。気が向きましたので」

優奈「そっか。それじゃあ、よろしくね」

ルビー「お任せあれ」

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優奈「竹の子おにぎりセットお一つ、承りました」

勇矢「ご注文ありがとうございます。それでは、少々お待ち下さいませ」

ライト「筍はこの時期が特に美味だと聞く。味は間違いないだろう」

「セット内容は竹の子おにぎりが2つ、漬物、だし巻き卵、日替わりの味噌汁だ。価格は税込520円」

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優奈「お待たせいたしました、アイスコーヒーになります」

優奈がゼノンの前にアイスコーヒー、ミルク、ガムシロップを置いていく。

「あれ?ライトは、いつものメニュー相談?」

ライト「そんな所だ。…そう言えば、今は期間限定の竹の子おにぎりセットがあったか?」

優奈「うん、あるよ」

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優奈「はい、お持ち帰りも大丈夫です」

勇矢「竹の子むすび、すぐにお包みします」

快く剛賢の注文を受け入れ、竹の子むすびを包み始める勇矢と優奈。

「…もう一つ、オマケで付けておきます。奥方とご一緒にどうぞ」

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勇矢「お褒め頂き、ありがとうございます。今日のおにぎりは、塩むすび、梅、竹の子となっております」

優奈「たけのこは今が旬ですからね。私も、お夕飯は竹の子ごはんにしようかな…」

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優奈「ゴウさんのお見舞い…そうですね、私達も行こうと思ってました」

勇矢「ランチタイムが終わった後なら、勇奈さんと望くんの検査も終わっているでしょう」

「私達もお土産を用意して、お見舞いに行きましょうか。勇奈さんと望くんは現地集合という事で」

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優奈「お茶漬けをお一つですね。かしこまりました」

「お茶漬け一つ、お願いします!」

勇矢「ご注文ありがとうございます。少々お待ち下さい」

ライト「リアルの食事も摂取可能なのか…。ならば、その有り様はルビーやゼノに近いのかも知れないな」

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優奈「分かりました。けんちん汁セッ
トとお団子、2つでお願いします!」

勇矢「ご注文ありがとうございます。少々お待ち下さい」

ライト「食後に団子を食べるのであれば…味付けは、あんこが良いだろうか」

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優奈「いらっしゃいませ、4名様でしょうか?」

勇矢「席は空いていますので、お好きな所にどうぞ。オープンスペースでは、ちょっとした花見も出来ますよ?」

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ー〈ペルシュ〉店内の客室ー

完全防音の客室に場所を移した勇矢達。
全員分の焙じ茶が用意されたちゃぶ台を挟んで、勇矢達と千菊達が向き合う。

優奈「それで、千菊さんと雛菊さんの、秘密というのは…?」

勇矢「赤の他人に聞かれたくない…となれば、尋常でない事なのでしょうが…」

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勇矢「こちらこそ。本店、BNDDオンラインカフェ〈ペルシュ〉の副店長、伊烏 勇矢と申します」

優奈「ペルシュの店員で、フォース〈グリザイユ〉のリーダー、水凪 優奈です」

「それと…お待たせしました、ご注文のおにぎりセットになります」

丁寧な所作で、優奈が剛賢の前におにぎりセットを置く。

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アミクス〈内緒。優奈達へのプレゼントも兼ねているから、今は話せないの〉

〈ただ…誰もが驚くものになる事だけは、私が保証するわ〉

優奈「えー?フォースリーダーには教えて欲しいな~?」

アミクス〈ナ・イ・ショ♪〉

勇矢「アミクスさんの言う通りにはなると思いますので、待っていて下さい」

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