153
カイン
「なら、2人も戦えるな?
俺には一撃必殺出来るかも知れない名案がある!
カオサーは普通の攻撃で倒せないが
痛くないわけじゃないから少しは動きを止めれる!
ちょっとでいい!
攻撃して時間稼ぎをしてくれるか!?」

リリ&エミィ
「了解!!🫡」

※続く

0 5

152
上着で花束を覆い隠すと……
3人の頭に駆け巡り出したのは
このカオサーを退けたいという、気合と根性!

リリ&エミィは
この時代に生きる者が戦闘出来ないのは
”聖女帝軍相手にだけ”である事を思い出し、
カインも”正攻法以外のカオサー退治法”を思い出す。

※続く

0 3

151
巨大カオサーが顔の形を整えている内に
カイン達は体制を立て直す。

カイン
「馬の頑張りを無駄にするな!
まず、花束を俺達の視界から隠すぞ!!」

リリ
「どうやって~!?😵‍💫」

エミィ
「上着を脱いで、それで覆ってみたら!?」

リリ
「あ、そっか!!😄」

※明日に続く

1 7

148
しかし、巨大カオサーは
自分の顔面から精霊馬を引き抜こうと、
巨大胡瓜の馬体に
3本の腕の太く鋭い凶爪を突き立てた!

「ヒヒィーーーンッ!!」

精霊馬から、悲鳴のような鳴き声と
鮮血ならぬ、鮮胡瓜汁が溢れ出す。

カイン達
「精霊馬ッ!!?」

※続く

0 4

147
リリ
「きゃああぁっ!?」

カイン&エミィ
「リリーーーッ!!」

リリが花束ごと引き裂かれるかと思った、その刹那

巨大カオサー
「うおぉっ!?」

精霊馬が飛び掛かり、カオサーの顔面に
頭突きをめり込ませ、そのまま真横へ吹き飛ばす!

リリ
「馬さん!!😳」
※続く

0 4

146
カオサーが放ってくる無数の黒紫の稲妻を
避けるのに必死で、城から引き離されていく。
自分達には、カオサーを倒す術も時間も無い。
皆、焦っていた。
そして、花束を持ったリリが転倒!

敵の真の狙いは花束。
リリの頭上に、巨大な掌の爪が迫るーーー

※明日に続く

0 5

145
巨大カオサーに襲い掛かられ、カイン達は
月明かりの荒野を駆け回るハメに!

リリ&エミィ
「何で花を見ても戦意が消えないのっ!?😱」

カイン
「カオサーは霊体に近いのは百も承知!
だからんなこったろうと思った~と言ってる
場合じゃない……どうする!?😠」
※続く

0 5

144
エミィ
「あんなデカいカオサー、初めて見た!!😱」

「何の!私達にはコレがある!!😆」
と言ってリリはグルクリッヒの花束を
向けるも……

巨大カオサー
「その花は人の負の感情を消し去る。
即ち、我らの糧を消し去る怨敵!
一輪も残さず散らしてくれる!!😡」
※続く

0 6

143
カイン
「黒紫のオーラを纏っている魔物……
まさか、負の感情を食らう魔物”カオサー”!?
いや!でも、この時代は
カオサーの頻出期は終わっている筈だぞ!?」

精霊馬
「聖女帝軍の支配により
あまりに多くの民の心が荒れた結果
と思えば不思議ではない」

※明日に続く

0 5

142
と、T字城の前が和やかな雰囲気になったのも束の間
突然、ヒャッハー隊が恐れおののいた様子で逃走!

カイン達
「??!😳😳😳😳」

カイン一行は、夜の荒野を振り返ると……

そこには、禍々しく巨大な魔物が居た!!

リリ&エミィ
「何あれ~~~っ!?😱😱」

※続く

0 5

141
ヒャッハー隊
「あれ?何故、俺達は戦おうとしていたのか
解らなくなったぞ?
ようこそお客様!どうぞ中へ!😊」

リリ&エミィ
「急に優しくなった!?😳」

カイン
「そうか!グルクリッヒの花の力だ!!
これなら聖女帝にも効果が期待出来るぜ!!😆」

※月曜日に続く

0 2

140
「しつこいぞガキども&デカブツ🥒!
そう何度も聖女帝様の聖域を土足で
汚してたまるかよ!!😜」
と、またまたヒャッハー隊が立ちはだかる!

カイン
「お前らこそ、しつこい!
いつまで得体の知れない娘っ子に
従ってるんだ!?😡
もう時間が……ん?😶」

※明日に続く

0 4

138
カイン
「そう言えば魔法道具工作師って
特に凄ぇ奴は博士号貰えるんだっけ!
あの野郎24で出世しやがって…その内ハゲーーー」

リリ
「馬さん、お待たせ~!😆」

エミィ
「かくかくしかじか」

精霊馬
「カインどうした!?
急がねばならんのだろう!?」

※明日に続く

0 3

136
博士
「眼鏡ケースの居心地如何でした?
当時も言ったけど、いい加減な理由を並べ
E本や、まして愛人を隠していると決めつけ
人の部屋に侵入しないで下さい……
以上('、3_ヽ)_ガクッ」

カイン
「この眼鏡!!
言いたい事だけ言って寝逃げしやがった!?」
※明日に続く

0 4

135
カイン
「俺の知る特徴を着けている”もわ大明神”は
ただ一匹……!
レ…博士。俺が誰か知っていながら
何も言わなかったんだな……未来を知り過ぎては
いけないからか?」

博士
「そういう事だ…
ただ…意識がある内に……
これだけは言わせてくれ……!」

※続く

0 4

134
エミィ
「え?”私達”?!」

机の花
「はい、マスターのオトモは私だけでは
ありませんーーー」

と言っている間に
天井から”白い何か”↓が降って来た。
そして

「もわ(=゜□゜)」
と鳴いた。

リリ
「あ!えっと…もわもわちゃん!」

カイン
「……やはりか」

※続く

0 4

133
ここで、博士は倒れた。

カイン達
「博士!?」

博士
「いいから、早く……!
その花を、聖女帝の元へ……!
グ…グリーナーの力だけで咲かせた花は……
すぐに…枯れてしまうぞ……!!」

カイン
「だが!!」

机の花
「ここは私達に任せて、行って下さい」

※続く

0 4

130
しかし、グルクリッヒの苗は、蕾が出来た時点で
光が鈍り、成長を止めてしまう。
この1分前後の間で、博士は疲労困憊の様子……

カイン達
「博士、根性だ!!!」

机の花
「無茶させないで!
今の身体ではこれが限界よ!!😣」

博士
「な……何苦楚おぉッ!!😡」

※続く

0 3

129
博士が左手を開くと、光に包まれながら
種が苗に姿を変え、どんどん成長していく!

リリ
「やったぁ!」

カイン
「それ、グリーナーの技…!?」

エミィ
「博士はグリーナー・クォーター。
やはり、聖女帝の術でも完全には
超能力まで封印出来なかったわね!」

※続く

0 3

127
カイン
「こ、この花も、聖女帝の術に……!?😱」

博士
「ああ。大切なオトモフェアリーなんだ。
彼女を元の姿に戻す為、罪無き人々の為に
僕も聖女帝を止めたい!
だからーーーグルクリッヒの花を、今
咲かせて見せる!!😠」

机の花
「マスター……!😟」

※続く

0 4