秋山亜由子『虫けら様』(青林工藝舎/ちくま文庫)
短編漫画集。虫や人間や小さい生きもの、生きてるとかではないものたちの、命のことなど。

みんなそれぞれのシステムの中で暮らしていて、それを描く平らな視線が優しい。死ぬのちょっとだけこわくなくなる気がする🐜

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山口隆『𠮟り叱られ』

サンボマスターの山口さんと先輩ミュージシャン6名(山下達郎、大瀧詠一、岡林信康、ムッシュかまやつ、佐野元春、奥田民生)との対談集。音楽のことは詳しくないけど、山口さんがとにかく面白いのでぐいぐい読まされます。

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檀一雄『檀流クッキング』(中公文庫)

写真は一枚も載ってないのに、読めばすぐに買い出しに行って台所に立ちたくなるレシピ本です。材料や分量の欄などもない上に、読者に向かって「トロ火で煮込むがよい」とか書いてある料理本が他にあるだろうか。買うがよい。

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「うまれてきたんだよ」内田 麟太郎・文、味戸 ケイコ・絵
虐待を受け、3歳で亡くなった子どもの気持ちが描かれています。 男の子は、愛されることも、楽しいことも、何も知らずに亡くなってしまいました。 文字は少ないですが、とても考えさせられる、大人向けの絵本。

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楳図かずお『ねがい』

短編漫画集。この中の『鎌』という40ページほどの作品は楳図先生の短編で一番好きです。恐怖と笑いの同居。1コマ目からしびれます。

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神さまのいない日曜日/入江君人

全9巻
角川文庫では既刊3巻
装丁が違うので同じ装丁で揃えたい人はファンタジア文庫での購入を勧めます。

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柴崎友香『きょうのできごと』(河出文庫)

何度も読んでます。同時収録されている、映画化の際に撮影現場を訪れた時のエッセイと、保坂和志さんの解説(創作者必読)も面白いです。映画版も好きです。

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大橋裕之『シティライツ』(全3巻)

一話完結のオムニバス。漫画らしい絵で、構図や場面転換が映画みたいでかっこよくて、この味わいとリズムを真似したくて密かに模写したこともあります。奥田亜紀子さんが担当されているトーンの演出も最高です。

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梅佳代『うめめ』(リトルモア)

とんでもないおかしみや哀愁が詰まった、奇跡の日常写真集です。一番好きなのは、薬局に紛れ込んだ鳩をカップルが眺めてる写真。(女性のほうは眼帯を付けている)

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そしてこのあと夜9時からこの企画もスタートします。

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