其の国の栄華は、終焉前が最も絢爛であったと云う

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僕は僕の青くささを棄て、極彩色のものになりたい

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珈琲の香りを覚えたとき、僕らは少しだけ大人になった

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惑星の声がひたひた広がるネブラの海

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未生の愛よ、其処彼処に潜む悪意をやり過ごし今はただ君の羽化を待つ

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僕らは宵闇の向こうにいつだって青い空を期待する

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鉄さえ涙する冬の空気に美しい形を与えるとすれば

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自転も公転もやめてしまった或る星の話

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