年が変わり
寒空の下を一人の青年が歩く

普通なら信仰神の参拝や
家族との時間を過ごすだろう

だが、彼にはそのような家族は居ない
今年も静かに年明けを過ごすつもりだった

『おにーちゃん♪』

肩に乗り顔に寄っ掛かる
羽の生えた小人の少女

ネイト(おいおい、邪魔をすんな)

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ネイトが描いた絵
風呂の時と少しアップしてる感じが
この2枚と比べてみると( ̄▽ ̄)

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僕の2021年のまとめだ!✨少し得意になったと思うけど2022年に描くのにもっともっと上手になりたい!今年頑張ってみたいぜ!さらにネイトくん、僕と一緒に過ごして日々を良くなってくれてありがとう!!💕❤✨❤💕✨😘😘

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ネイト「あー、なんだ?気を遣ってくれてんのか?… 何つーかあんがとよ でもそんな気を遣わなくていいからな? つーか本当にただのダチだからな?」

『あ~!!ほんと鈍いなぁ~!!もぅ…(そう…ならあの子達が居なくなればお兄ちゃんは私だけのものに成るんだね…待っててね…お兄ちゃん…ふふ)』

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『残念だなぁ~』

ネイト「…何がだ?」

『あの子達は皆のアイドル お兄ちゃんには絶対に振り向かれないよ~?…でも私は違う…私はお兄ちゃんの為だけの妖精なの…やっと見つけてくれた私だけのお兄ちゃん…私だけはお兄ちゃんの為だけのアイドルになってあげるからね…そう…ずっと一緒に…』

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ネイト「知ってるのか?」

『うん、お兄ちゃんの記憶のなかで観たからね お兄ちゃんのようなオタクってアイドルが好きだよね』

ネイト「んな分けねーだろ あいつらは俺のダチだよ …ただのな」

『ふーん…お兄ちゃんのお友だちかぁ~(アリアとサラねぇ…この子達が理性を保たせたんだ)』

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全てが終わるのにそんな時間が掛からなかった

ネイトは燃え尽きたようにバーチャルの空を見上げている

『お兄ちゃん ふふ~ ありがと♥️』

ネイト「…礼には及ばねぇよ 」

圧倒的すぎる力
心が書き換えられた恐怖
全てを越えた全能感
愛を手に入れた満足感

『へぇ~お兄ちゃん…怖かったんだ』

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フェリアがネイトの耳元で囁く

『お兄ちゃん聞いて…お兄ちゃんは私の騎士様になって… 私には…お兄ちゃんしかいないの… お兄ちゃんに守って欲しいの…』

一瞬現実とシミュレートの境目がわからかくなる

ネイト「…ッ」

更に何故か分からないがこの妖精の少女を異様に愛おしく思える

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『えー、何してるのか忘れたの? 私を試すんでしょ?』

ネイト「隠し球があるのか?」

『えへへ…今回は【特別】にしてあげる♪』

気づいたらフェリアがネイトの肩に乗っていた

そして、ネイトの頬に口づけをする

ネイト「お、おまえ!?何してんだ!!」

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『それじゃ…もう一回シュミレーターに入って~ 実際にやってあげるね~』

ネイト「…」

ネイトは黙ってシュミレーターを起動する

ふと、前回は前線に居なかったロードユニットが自律モードで僚機として着いてきていた

『私はこっちを操ってあ・げ・る 独りで二台の入力なんて効率悪いでしょ~?』

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ネイトは真顔で返す

『そうだね~可愛そうなお兄ちゃんのためのフェリアは~…お兄ちゃんを私のものに出来ちゃったりして~?』

ネイト「俺を操るって事か?」

『もう~ロマンと可愛げが無いなぁ!!だから非モテなんだよー?』

ネイト「知るか、んでどうなんだ?」

『半分当たり 半分ハズレ~』

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『え~だって お兄ちゃんの訓練なのに私を使ったら訓練じゃなくなっちゃうし~』

ネイト「どんなもんか分からねぇから事前に試すのは当たり前だろ!!アホか!!」

『アホって言った~!! アホって言った方がアホなの知らないの~?』

妖精はケラケラ笑う

ネイト「それ言うやつ 相場でアホなんだが?」

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鏡にはその姿が写っていない事から
おそらく

『そうだよ~ お兄ちゃんにしか見えない お兄ちゃんだけのフェリアで~す☆ミ 端から見たら 独りで話してるキモキモオタクだよ~!!ウケルー!!』

ネイト「このクソガキが…そもそもお前 何もしてねぇだろ!! さっきの訓練も飛び回るだけだしよ」

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訓練を終え
研究室のテレビをつける

あまり、あの妖精 
フェリアと名乗っている
ソレの恩恵は感じない

それどころか戦闘中に話しかけて来て
鬱陶しくなる

厄介なのは

ネイト「なんでお前はシュミレーターを外しても見えるんだよ」

空をフワフワと妖精が飛んでいる

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ネイトの立ち絵一期と二期!

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5つのネイト+
単純だけど妹思いのアシュレーと呪いで5つの性格をもってしまったネイト。
アシュレーとネイトの兄妹は"妹の"呪いを解くため解く方法を知るという賢者がいると聞きとある村に訪れるのだが。
ネイトは外見や性格だけでなく戦闘の役割やコマンドもターン毎に変化するシステム→購入ポチー

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より厳しい訓練
より苦しい経験
より強い力

『そのより強い力が欲しいんでしょ? だから あげるって言ってるの お兄ちゃんにね』

ネイト「具体的には?」

『使えば分かるよ~ 【無能だからこそ私を受け入れられるんだから】ね!!』

この日
青年は一匹の電子妖精と契約する

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ネイト「言ってることが分かんねぇよ!!」

『え?ハッキリ言わないと分からない感じ?』

ネイト「言いたいことが有るなら言え!! その為に言葉があんだよ」

『それじゃ教えてあげる お兄ちゃんが【無能】だから適合したんだよ ゲートランナーでもない 超能力も超反応も出来ない ザァコだからで~す』

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だが、頭の中を見透かしてる彼女には
ネイトのその言葉の脆さを理解できた

『えー?良いのかなぁ? おにーちゃん 今のままだと永遠にあの人達に追い付けないんじゃない?』

く…

ネイト「お前には関係ない!!」

『そーでもないかな~ もうお兄ちゃんと同化しちゃったし~ 珍しい適合者だし~♪』

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